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「鶴岡シルクタウン・プロジェクト」 ~伝統と革新を紡ぐ~

更新日:2017年1月12日

絹のまち 鶴岡


明治5年 開墾風景

 鶴岡市を含む庄内地域は、国内最北限の絹産地であり、最も新しい絹産地です。また、「養蚕」、「製糸」、「製織」、「精練」、「捺染」、「縫製」といった絹織物の一貫した生産工程が集約されている日本で唯一の地域でもあります。
 明治初期、戊辰戦争で敗れた庄内藩の武士達が、当時の一大輸出品であった生糸の生産により国の近代化に貢献しようと、"刀を鍬にかえて"原生林を開墾したことが、「鶴岡シルク」のはじまりです。開墾の歴史と精神文化を表す「侍」発祥のストーリーや、「キビソ・プロジェクト」から生まれた製品の質の高さで注目を集めており、歴史と伝統が育んだ文化と、革新的なものづくり技術、気鋭のデザインが融合し、「鶴岡シルク」が生産されています。
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※「キビソ」とは・・・
 製糸の際、繭から糸口を見つけるために繰りとった部分を乾燥させた副産物のことです。不均一な太さで硬くごわごわしているため、製糸が難しく、織り機での織物には不向きとされてきましたが、世界で活躍してきた専門家のアドバイスと、地域企業の高い技術力により、加工に適した糸への開発に成功、製品化が実現しました。

鶴岡の近代化と絹産業


松嶺分工場(大正時代後半)

 明治5年より、松ヶ岡(現在は国指定史跡)の開墾が始まりました。開墾に取り掛かった約3000人の開墾士たちは、34隊に分かれ、競って大変な持ち場を選んだそうです。その後、桑園の整備、養蚕の開始に次々と着手し、明治10年までに大蚕室10棟が建設されました。
 明治33年、鶴岡の斎藤外市さいとうといちが「斎外式力織機さいがいしきりきしょっき」を発明し、この電動式の力織機は、瞬く間に日本の力織機の半数を占めるようになりました。市内にはこの力織機を何百台も持つ織物の会社ができ、染色・縫製の学校なども備え、就業人口の半数が絹産業に従事するほど、日本でも有数の一大産地となりました。

「鶴岡シルクタウン・プロジェクト」の発足

 明治から昭和初期を支えた国内の絹産業も、経済のグローバル化などにより安価な外国産シルクの流入や養蚕農家の高齢化が進行し、大変厳しい状況にありました。
 そこで鶴岡市では、本市の近代化の礎となった養蚕、絹織産業の伝統を保存・伝承するとともに、その伝統を活かして絹織産業の新たな可能性を啓き、地域を活性化することを目指し、平成21年に「鶴岡シルクタウン・プロジェクト」を始動しました。平成24年度には新たな指針となる「鶴岡シルクタウン推進プラン」を策定するなど、絹に関連する事業を担当する関係課が部局を超えて緊密に連携し、事業の推進を図っています。
 全国で唯一残る絹織の一貫生産工程の価値を活かしながら、庄内の純国産絹は伝統と革新を紡いでいきます。


創業当時の松ヶ岡開墾場

プロジェクトの取り組み ~4つの柱~

蚕の飼育体験「繭人」プロジェクト


 松ヶ岡開墾場内の「おカイコさまの蔵」を拠点に、幼稚園・保育園・小中学校及び福祉施設や個人の方に「蚕の飼育キット」を配布し、ご協力いただいた市民の方々を「繭人まゆびと」として認定しています。蚕や鶴岡の絹の歴史に触れてもらい、学びとともに養蚕や絹に対する関心を高めてもらう機会となっています。松ヶ岡開墾場では例年6月と9月に飼育に取り組んでおり、平成28年には約40年ぶりとなる蚕室での飼育を復活させました。

シルクガールズプロジェクト


 県立鶴岡中央高校の生徒が自ら企画・運営し、絹素材布で制作したドレスなどを披露するファッションショーを毎年開催しています。蚕の飼育体験を行った子どもたちやおじいちゃん・おばあちゃんたちもモデルとなり、幅広い世代の方に鶴岡シルクに親しんでもらう取り組みを進めています。

キビソ・プロジェクト


 蚕が繭を作るときに最初に吐き出す糸「キビソ」独特のゴワゴワした素材感、鶴岡の風土・歴史を感じさせる風合い、国内の精鋭デザイナーたちによる斬新なデザインが融合し、鶴岡シルクをブランド化するための取り組みが行われています。現在は他産地と連携したコラボ商品の開発や海外展開にも着手しています。

史跡「松ヶ岡開墾場」の保存と活用


 松ヶ岡開墾場は、開墾本部として活用した「本陣」や3階建ての「大蚕室」5棟が現存しており、明治初期の開墾当時の雰囲気を今に伝える日本の開墾史上でも珍しい貴重な史跡であり、平成元年に国指定史跡に指定されています。養蚕・絹織の原点である史跡を保存・継承するための整備を行うとともに、観光拠点としての利活用を推進していきます。

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〒997-8601 山形県鶴岡市馬場町9番25号
電話:0235-25-2111
FAX:0235-24-9071

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