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Tsuruoka Metabolome Cluster

事業活動紹介

鶴岡メタボロームクラスターで行われている
最先端の研究及び事業活動の紹介


 2001年、山形県鶴岡市に設立された慶應義塾大学先端生命科学研究所は、システムバイオロジーという新しい生命科学のパイオニアとして、世界中から注目されています。
 最先端のバイオテクノロジーを用いて、生体や微生物の細胞活動を網羅的に計測・分析し、コンピュータで解析・シュミレーションして、医療・環境・食品などの分野に応用しています。

メタボローム解析装置(CE-MS)

世界に先駆けてメタボローム解析技術を開発 

 IABが世界に先駆けて開発したメタボローム解析技術は、生体内に存在する数千種類の代謝物質を一斉に測定することを可能にした画期的な技術です。
 この技術を用いて、医療・環境・食品分野における数々の応用研究プロジェクトや共同研究が行われています。

主要なプロジェクト

医療バイオ
 環境バイオ
 食品バイオ
    [バイオマーカー]
発病によって、唾液・尿・血液の中で変動する物質(バイオマーカー)を発見し、肝臓疾患、腎臓疾患及びさまざまながんの診断や、メカニズムの解明、創薬開発に役立てます。

IAB医療バイオ
    [オイル産生微細藻]
軽油成分を細胞に蓄積する緑藻類の代謝機構を明らかにし、石油代替燃料を生産する新しいシステムの開発を目指します。


IAB環境バイオ
 [地域農産物のメタボローム解析]
だだちゃ豆、つや姫、庄内柿など地域農産物に含まれる成分を解析し、おいしさの要因を科学的に明らかにしたり、体に良い機能性成分を見つけ出し、その有効性を評価するシステムの確立を目指します。
IAB食品バイオ


HMTメタボローム解析技術で世界最先端の研究開発支援 

 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ社は革新的な分析技術であるCE-MS技術をコアとし、受託分析/バイオマーカー探索/メタボロームソリューション販売の3事業を柱に、メタボロミクスビジネスを展開する研究開発型ベンチャーです。
 CE-MS法とは、2002年に慶應義塾大学先端生命科学研究所曽我教授により、細胞内の代謝物質(メタボローム)を短時間で一斉に測定する分析技術として開発された分析法です。特定の代謝物質だけしか分析できない、分析処理が煩雑といった従来法の問題点を解決する分析法として注目を浴びています。
 HMTの主軸事業であるメタボロームの受託解析では、製薬・医療・食品・化学など様々な分野でお客様の研究開発を支援しています。特にバイオマーカー探索においては、診断薬メーカー等と共同で研究開発を進めているほか、独自に開発を行っており、有望なバイオマーカーの選出に成功しています。
 また、HMTは世界最先端のメタボロミクスを提供するだけでなく、慶應義塾大学先端生命科学研究所との技術提携や、米国アジレント・テクノロジー社と共同研究契約を結びCE-MS法の開発を行うなど、メタボロミクスの発展・普及にも取り組んでいます。


spiberくも糸の人工合成〜環境に優しい未来の新素材〜

 私たちの生活は、エネルギーや材料の多くを枯渇資源である石油に依存しています。既存の化学繊維のほとんどは原料を石油に依存しており、その生産・廃棄時に大量のCO2を排出するなど、環境負荷が大きいことが問題となっています。世界の持続的且つ安定的な成長には、材料分野においても持続可能なバイオマス資源への転換が必要であり、事実、この脱石油化の流れは着々と進んでいます。そのなかで、原料を石油に依存しない次世代材料の一翼を担う新素材として、クモの糸が注目されています。
 スパイバー社では、夢の繊維素材であるクモ糸を実用化するために、バイオテクノロジーと紡糸技術に加え、研究を進める上で得られる膨大なパラメータ(培養条件、精製条件、紡糸条件、最終的な繊維の物性等)、さらに、アミノ酸配列情報と遺伝子配列情報を含めた全情報をデータベース化し、分子デザインにフィードバックすることを重視しています。性能と生産性を両立する分子デザインを目指し、これらの解析を行なうデータベースシステム及びバイオインフォマティクス環境、最先端のバイオテクノロジーの研究環境、そして紡糸検討設備のほぼ全てを独自に開発し、全ての工程を社内で完結できる研究開発体制を整え、夢の繊維といわれたクモ糸の実用化を目指しています。


バナースペース

鶴岡市企画部政策企画課

〒997-8601
山形県鶴岡市馬場町9番25号

TEL 0235-25-2111(内線526)
FAX 0235-25-2990