特集 庄内広域水道企業団 守ります、未来の水道  私たちの暮らしを支える水道。蛇口をひねれば、いつでも安全でおいしい水が出る、その当たり前?を維持するために、鶴岡市・酒田市・庄内町の水道事業を統合し、令和8年4月から「庄内広域水道企業団」による運営がスタートしています。  本特集では、市民の皆さんの生活に大きく関わる水道事業の「広域化」についてお知らせします。 問合せ 庄内広域水道企業団総務課(庄内町)?0234‐42‐0179 広域化する理由と意義 水道事業が直面する課題 課題@ 運営や設備などの費用 減少する水道使用量と料金収入  水道事業は、「受益者負担」の原則に基づき、家庭や企業からの水道料金収入で必要な費用を賄う独立採算制によって運営しています。これまで鶴岡市の水道事業(収益的収支)は黒字を維持してきましたが、人口減少に伴って水道の使用量は年々減少し、料金収入も落ち込んでいます。 「収入は減っているのに、水道水を送り続けるための負担は変わらない」という状況です。 水道管などの老朽化  市内の水道管の総延長は1,387qで、鶴岡市から福岡県まで車で移動するほどの長さに相当しますが、この内の約3割は設置から40年が経過しています。  このまま収入が減ると、これらの水道施設等の更新が進まなくなってしまいます。 大規模災害への対応  地震等の大規模災害が各地で頻発しており、水道管や水道施設の破損による断水などは、いつどこで発生してもおかしくありません。  このような災害リスクに備えて、施設等の耐震化や非常時の給水体制の強化が求められています。 課題A 技術の継承と人材確保 技術者の不足  水道管や水道施設の管理には専門的な知識や技術が必要です。現在、技術者の高齢化が進み、今後の技術の継承や人材確保が課題となっています。 広域化のメリット  広域化には次のようなメリットがあり、課題に対応しながら安定した水道サービスを維持できるようになります。また経営の効率化が図られることで、水道料金の急激な上昇を抑えることができます。 費用・設備面 市町の区域を越えて、水道施設を効率的に使用でき、維持管理の費用を軽減できる 広域化に取り組む企業団等が対象の国の補助金等を活用して、古くなった水道管などを更新できる 人材面 事務を共同で行うことで、効率的に業務を進めることができる 水道事業の技術・知識などのノウハウが共有できる 災害時にも自治体の枠を越えて互いに助け合い、一刻も早く水道水を届けられる 広域化でどうなる?水道サービス 利用者の皆さまへのお知らせ 水質 変わりません。水質基準を満たした水を安定して供給します。 水道料金 広域化した現時点で料金体系は変わりません。今後、料金の見直しを検討します。 手続き・問合せ 変わりません。支払いには口座振替を利用すると便利です。お問合せは鶴岡市上下水道お客さまセンター?23‐7609へ。 水道水をもっと!おいしく飲むためのコツ @冷やして飲む 塩素臭などが気になるときは、冷蔵庫で冷やしてください。臭いが気になりにくくなり、飲み口がすっきりします。 A煮沸する 煮沸すると臭いが和らぎます。塩素の消毒効果が弱くなるため、早目に飲み切りましょう。 B容器は清潔に 水筒やポットが汚れていると味が落ちてしまいます。こまめに洗浄しましょう。 今後の取り組み 持続可能な水道を次の世代へ 安心して健康に生活していく上で、水は欠かすことができません。水道事業を維持し、安全な水を安定して供給し続けるための有効な手立ての1つとして広域化を行いました。 今後は広域化したメリットを最大限に生かし、コスト削減を徹底しながら取り組みを推進していきます。 また、持続可能な水道事業の運営のため、水道料金の見直しを検討します。 庄内の豊かな水を未来へ残すため、これからも安全で安心な水道水を届けていきます。 令和8年4月1日の庄内広域水道企業団開所式。左から富樫庄内町長、佐藤鶴岡市長、矢口酒田市長、佐藤企業団議会議長。 新たな水道管への更新工事(写真左)と漏水調査(右)。水道は常に稼働しているため、水道管からの水漏れがないか日頃から点検を行い、漏水の際にも迅速に対応しています。 鶴岡市独自の物価高騰対策 水道の基本料金を最大6か月間、減免します  物価高騰による家計負担等を軽減するため、9月検針分から最大6か月間、水道の基本料金を減免します。減免額は水道メーターの口径によって異なります。  口径は毎月の「水道使用量のお知らせ」(検針票)で確認できます。なお、検針票には、減免前の金額が表示されますが、実際の口座振替や納付書での請求は減免後の金額となります。 減免額 口径が13mmの場合 基本料金1,100円×6か月=6,600円を減免 口径が20mmの場合 基本料金1,716円×6か月=1万296円を減免 問合せ 減免内容について…同企業団総務課?0234‐42‐0179 検針票・料金について…鶴岡市上下水道お客さまセンター?23‐7609