特集 若者が活躍できるまちにしたいんです!   市では、一人でも多くの若者が鶴岡に戻り、いきいきと活躍できるよう、地元就職や移住・定住の支援に力を入れています。今回は、鶴岡にUIターンして働くことを選んだ方の声を紹介しながら、新たに始まる奨学金返済支援制度など地元就職を後押しする取り組みを特集します。  ■問合せ 本所政策企画課 ☎25‐2111内線565 1 1「働く場所」と「やりたい仕事」―私が鶴岡を選んだ理由。 どこで、どんな職業に就くかは大きな決断です。鶴岡で就職した方にお話を聞きました。 鶴岡に来て本当に良かったです 加茂水族館 飼育課(クラゲ担当) 池田周平 さん(平成27年4月採用)   出身は東京都葛飾区です。以前は、東京スカイツリーにある、すみだ水族館で働いていました。そこでクラゲの魅力にとりつかれたのが、加茂水族館で働きたいと思ったきっかけでしたね。 東京から移住してきて感じるのは、鶴岡はとても住みやすい街だということです。海も山もあって自然豊かですし、食べ物も春夏秋冬いつでもおいしい。鶴岡に来て本当に良かったです。あと、地域の方たちのつながりが強いなと思います。東京に住んでいたときは、近所の人と疎遠でしたが、ご近所同士のつながりがあると災害が起きたときなど助けになると感じます。私はIターンですが、地元出身の方でUターンを考えている方は、鶴岡に住んで働くことを選択肢に入れてほしいですね。 お互いに顔が見える関係って良いものですよ ㈱プレステージ・コアソリューション 鶴岡ブランチ管理部長 大滝千里 さん(平成25年2月入社)   平成19年にUターンで鶴岡に戻ってきました。きっかけは前年に子供が生まれたことでしたね。やっぱり子供を育てるなら地元がいいなと思いました。若いうちは、地元にないものを求めて、外に出ていく方も多いと思います。実際、私もそうでした。でも、外に出てみると、地元の良さが改めて分かります。当社敷地内で地元企業と共同イベントをするときなどに、地域の方にお知らせに行くと、「ああ、あそこの会社の方ね!」と言ってもらえる。お互いに顔が見える関係って良いものですよ。確かに東京などの方が、会社もいっぱいあって、選択肢が多いのは事実です。でも、鶴岡にも働く場所はたくさんあります。地元に戻って働くことも考えてみてほしいですね。 2 市内への就職を応援!奨学金の返済支援をスタート! 奨学金を利用して進学した若者の地元回帰を支援する取り組みが始まります。ぜひご活用ください! つるおかエール奨学金返済支援制度 市内出身者等が奨学金を利用して進学し、卒業後35歳までに市内に就職した場合、 奨学金の返済を支援! 対象となる方 ▶市内出身で、高等教育機関に就学している、またはしていた方 ※「やまがた就職促進奨学金返還支援事業」の利用者には、県の支援額に上乗せして支給します。→「やまがた就職促進奨学金返還支援事業」の詳細は本号9ページをご覧ください。 ▶市外出身で、山大農学部、慶應先端研、公益大、鶴岡高専、荘内看護専門学校に就学している、またはしていた方 支援を受けられる要件 ▶申込み後、市内に就職・居住し、3年以上継続して勤務すること ※35歳までに申し込んだ場合が対象です。 支援の内容 ▶支援対象額 就学期間に借り入れた奨学金等月額最大4万2,000円 例:4年制大学の場合の総額 4.2万円×48か月=201.6万円  ▶就職4年目以降、10年間分割して支給 i  つるおかエール奨学金返済支援制度の受付開始は6月の予定です。詳細は改めてお知らせします。 《4年制大学に進学した場合のイメージ》 大学生 大学在学(奨学金借入れ) 就職 社会人1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 ~ 13年目 鶴岡に就職・居住 <支援の一例> ★4年制大学の場合・山形県支援 124.8万円  ※本人に代わり、貸付機関に一括で返済。  ・鶴岡市支援  76.8万円 ※本人に直接支給。県+市の支援額 合計201.6万円 就職4年目以降→ 山形県支援 124.8万円 鶴岡市支援7.68万円 総額76.8万円 (7.68万円×10年)を支援 愛称は『つるおかエール』 制度の愛称を公募し、全203作品の応募をいただきました。選考の結果、愛称は、最優秀作品『つるおかエール』に決定しました! 応援する気持ちの「エール」とふるさとの鶴岡に「帰る」という意味が込められています。 ☆最優秀 『つるおかエール』 ◇佳作 『鶴岡未来の応えん団』 『みらい応援』 3 移住・定住支援や地元の企業を知ることで選択肢が広がる 市は地元就職やUIターンを応援しています。ぜひ様々な支援制度を活用してみてください。 住宅支援 ▶お試し住宅  県外在住で鶴岡市への移住を希望する方(転勤、進学、市在住者との結婚を除く)を対象に、市営住宅を低額でお貸しします(1か月~1年間)。 ▶お試しテレワーク支援  県外在住の方が旅館・ホテル等を利用し、試行的にテレワークをした際、施設利用料の一部を助成します。 ▶賃貸住宅入居時の家賃補助 県外から鶴岡市に移住し、賃貸住宅に入居した世帯に、1か月当たり1万円(最大24か月)を助成します。 本所地域振興課☎内線585 就職支援 ▶鶴岡ワークサポートルーム ☎0235‐25‐2215 UIターン希望者の市内事業者への就職を無料で仲介。 ▶コワーキングスペース 本所商工課☎内線728 「エキイチ」(末広町5‐22‐201) 「まちづくりスタジオ鶴岡Dada」 (本町1丁目7‐45) 就農支援 ▶農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」  農業の基礎から経営に必要な全てを2年間で研修。その後の就農、定着までを支援します。 本所農政課☎内線562 転入・移住支援等 ▶移住支援金  東京23区に居住・通勤していた方が、山形県のマッチングサイトに掲載された中小企業に就業した場合、移住支援金として最大100万円を支給します。 ▶テレワーク環境整備支援   移住者がテレワークをする際に掛かった、通信環境整備費やシェアオフィス使用料等の一部を助成します。 本所地域振興課☎内線586