第4回庄内南部地区合併検討協議会 会議録
○日 時 平成14年9月7日(土)午前11時03分〜
○場 所 グランドエル・サン「クリスタル」
○次 第
1 開 会
2 あいさつ
3 協 議
4 そ の 他
5 閉 会
○出 席 者
所属・役職名 | 氏 名 | 備 考 |
鶴岡市長 | 富 塚 陽 一 | 会 長 |
立川町長 | 清 野 義 勝 | |
余目町長 | 原 田 眞 樹 | |
藤島町長 | 阿 部 昇 司 | |
羽黒町長 | 中 村 博 信 | |
櫛引町長 | 阿 部 千 昭 | |
三川町長 | 佐 藤 京 一 | 副会長 |
朝日村長 | 佐 藤 征 勝 | |
温海町長 | 佐 藤 正 明 | |
鶴岡市議会議長 | 本 城 昭 一 | 副会長 |
立川町議会議長 | 長 南 久 良 | |
余目町議会議長 | 佐 藤 貞 男 | |
藤島町議会議長 | 高 橋 コ 雄 | |
羽黒町議会議長 | 今 井 勇 雄 | |
櫛引町議会議長 | 遠 藤 純 夫 | 副会長 |
三川町議会議長 | 大 滝 助太郎 | |
朝日村議会議長 | 小野寺 賢 治 | |
温海町議会議長 | 本 間 毅 | |
1 開 会(午前11時03分)
○ |
事務局(阿部一也) おはようございます。
それでは、ただ今より第4回庄内南部地区合併検討協議会を開催させていただきます。
早速ではございますが、あいさつを含めまして進行のほうを議長であります富塚会長よりお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 |
2 あいさつ
○ |
富塚陽一会長 今日は大変お忙しいところ、またお休みのところご出席をいただきまして、大変ありがとうございます。
今月の11日開催の予定がございますが、前回ご要望がございまして改めて今日開催させていただきました。特段にテーマのない、自由にご討議いただく機会にさせていただければと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
なお、大変ご多忙の方々ばかりでございまして、1時前には終了させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 |
3 協 議
○ |
富塚陽一会長 最初にこの前お配りした議事録に何かご異存ありましたでしょうか。
今日、議事録配らないのか。今度、前回の議事録も配りなさい。
ご異存なければ、前回お配りした議事録はそのまま記録として残させていただきますので、よろしくお願いいたします。
10日の日にこの会に参加してくださるかどうかのご意向を伺って、皆さんからご希望があれば提出すべき議案を取りまとめをして、その議案をめぐる資料を含めまして11日にご討議をいただくようにと思っています。議案の内容については、前回構成団体を除いて大体ご了解いただいたものと思っています。
今日は、事務局の内容について、幹事の皆さんで作ったようでありますので、これをお手元に差し上げておりますが、何かご発言いただくまでの間に、内容はそう難しいわけでありませんので、事務局規程について事務局から簡単に説明してもらいます。 |
○ |
事務局(阿部一也) それでは、お手元の事務局規程をご覧いただければと思います。これは、前回参考資料としてご説明させていただきましたものですが、その中で検討中となっておりました幹事会及び専門部会、並びに前回から変更しております部分につきまして、ご説明させていただきたいと思います。
初めに、第9条の助役会議についてでございますが、前回は「幹事会及び専門部会において調整が困難な事項等について調整をするため、会長が必要と認めた場合」となっておりましたが、「幹事会及び専門部会の総合的な調整を要する場合、その他会長が必要と認めた場合」に構成市町村の助役をもって組織いたします助役会議を開催すると変更させていただいております。
次に、第11条をご覧いただきたいのですが、第11条では幹事会の組織について、幹事会は幹事をもって組織し、幹事は3ページの別表第1に掲げます構成市町村の合併担当部課長をもって充てることとするものであります。また、幹事長をおくこととし、幹事の互選によって定めることとしております。
次に第12条でございますが、第12条は幹事会の運営等について、幹事会は幹事長が必要に応じて開催し、幹事長が議長となることとするのものであります。
第2項は、必要に応じて関係者等の出席を求めることができることとしております。
続きまして、第14条をご覧いただきたいと思います。第14条は専門部会の組織についての規定で、3ページの別表第2に掲げますように、総務部会、住民組織・地域活動・生活環境部会、社会福祉・健康部会、農林水産・過疎・山村振興部会、商工業部会、観光部会、道路・交通・建設部会、水資源・自然資源部会、教育部会、議会部会、消防部会の11部会で構成する考えでありまして、部会員については構成市町村の職員を充てるものであります。また、各専門部会に部会長と副部会長を置き、部会員の互選で定めることとするものであります。
第15条は、部会長と副部会長の職務についての規定でございます。
以上でございますので、よろしくお願いいたします。 |
○ |
富塚陽一会長 大体このような内容でありますが、この次の機会にもご意見をいただいて結構ですが、今何かお気づきのことがあれば。
役人が作るとこういう堅苦しい機構になるけれども、5市町村なら幹事会といっても5人の会議になるが、一応こんな形を整えたようです。構成団体数によってこの会議の規模は変わりますけれども、何もなければ事務局規程はこれでいいですか。
これで決めさせていただいて、あとはどうぞご自由にご発言ください。 |
○ |
佐藤正明委員 先の会議の際に、新設か編入かという議論の中で、特別職の中でも特に議会議員の身分に配慮したものということであったわけですけれども、10日をもって構成市町村も決まるわけでありますので、やはり早い段階でそれぞれの議員の皆さんの考え方及び構成団体のそれぞれの議会の方向性というものをある一定期間を区切りながら、その議会の意向を聞く必要があるのかなと思いましたので、その点皆さん方どのようなお考えなのかということをお聞かせいただければありがたいと思います。 |
○ |
阿部昇司委員 藤島町です。この間の任意協議会で、今一度この会議を持っていただきたいということで、それを今回皆さんも大変お忙しいところだったわけですが、会長さんのご尽力をいただきましてこういう会を設けていただきましてありがとうございました。
私もこの間からの任意協議会での発言の中で、今、温海の町長さんお話されましたけれども、法定協議会の中で新設かあるいは編入かということを決める、あるいはもう一つ、会長の私見でありましたけれども、このことについては市町村議会のほうに委ねて、その意思を尊重するということも明記されておりました。
今、この時期にそれ以上進めるということは非常に難しいだろうと思います。温海の町長さんがお話されましたように、法定協議会が立ち上がったという仮定からすれば、いち早い時期に市町村議会の意思を確認して、そしてそれを決めて進めるというのが、私もこれが最善の策だろうというふうに思います。ですので、このことについて任意協議会で文書によって定めるというのも非常に難しいのかも知れませんけれども、ここにおられる方々がそういうことで合意をすると、そして各市町村に帰ってお話をするということになれば、この会もこういったひとつの決め方で意義があるのかなと思いますので、私も早い時期にということについては大賛成です。 |
○ |
富塚陽一会長 ありがとうございました。
ただ今お二方のご発言ごもっともと思いますが、今日ここにご出席の方は議会の代表という形でのご出席でありませんので、議会としてのご意向を伺うことはできないと思いますが、個人のお立場で何か今のご発言に対してご所見がございましたらどうぞ。 |
○ |
高橋コ雄委員 藤島の議会でございますが、第2回、3回とこの問題について質問をさせていただきました。その経緯で今再度話題になったということで質問したいと思います。
今盛んに町内会をめぐって説明会をやっておる状況の中でも、何回となく我々もどっちなんだと、新設なのか編入なのかと町民からは質問が出るわけで、9月定例会においても恐らく質問の中で、この問題は提案される町長側に議員のほうから当然出る問題だというふうに解釈をしております。当然答弁をしなければならない立場の首長さん方もいろいろ悩みはあるだろうと思っておりますが、この関係について、ひとつ編入なのか新設なのかということで、会長さんの考え方は、「そのどちらでもあれ」という言葉を使っておりますので、この場をもって今まで鶴岡市も、農村が容易でないとうちのほうも容易でないという市民、あるいは町民、村民やっているものですから、地域全体を新しく見直して住みよい地域にしていこうということは一致なので、やっぱり何とか新設に持っていっていただきたいという強い要望を私もしたいと思っております。 |
○ |
富塚陽一会長 ありがとうございました。ほかに何か。 |
○ |
大滝助太郎委員 関連の質問になるわけですけれども、これまで会長さんのお話、あるいは文書等を見まして感じることは、一つは、今の形態についてはそれほど差異はないということで、これを議論するのはあまり意味がないのではないかというお話と受け止めておったのですけれども、実はこれについては、うちのほうの議会ではこれから9月定例会で法定の議案が出るわけですが、議員としては、新設合併なんだと、町長もそういう説明をしてきたわけですけれども、私どもはそういう説明を受けてきたと、町民の皆さんもそういうふうなことで、1万人の町も10万人の市も同じテーブルについてこれからの地域づくりを皆で一緒に考えていこうということで、ただ単に議員の身分がどうだということが先に立つというお話は、これは私どもから見れば、やはり議員のために合併するわけではないので、それは形式の中で議員のことについても当然出てくるわけですが、やはり一番の基本となるものは、それぞれの市町村がお互いに信頼関係を持ってこれからの新しい地域づくりをどう進めるかということですので、人口の少ないところ、すなわち勢いの少ないところは我慢してついて来いということでは、新しいこれからの地域づくりを考えた場合に住民の方々は満足しないのではないかなということで、1万人未満も10万もスタートとしては同じテーブルの中でこれからの将来のことを考えていこうというのが、今の合併の形式から見れば新設という格好でスタートしたいというのが、私は地域住民の願いではないのかなということですので、この形式について議会でそれぞれ検討してということについては、基本ですので、これは議会が自分たちのことがあるからそれで決めればいいという問題ではないと思います。そんなことで、今までの会長さんメモなどの中にも、形態について議論することにあまり意味がないということは、いささか理解に苦しむ点があるわけです。それは、結局うちのほうで言えば、町長がこれまで合併について地域住民の皆さんに新しい合併ということで、これから鶴岡南部といいますか、で行くんだという説明もありますので。ただ、それがある日途端にそのことはあまり重要ではないということになると、お互いの信頼関係が崩れることによって、今約束したことがこれから合併した後でまた崩れるのではないかというふうな心配が起きるということは、やはり信頼関係を持ち続けることでこの合併が将来とも成功するのじゃないかと思いますので、その辺はきちっとした考えの基に、これはスタートの一番基本になることだと思いますので、会長さんのほうからあまり議論する意味がないということのその辺の部分は、やはり地域の皆さんにわかるようにしておかないとうやむやなような、これは適当でいいのだというふうにも受け止められますので、ひとつリーダーであります会長さんのほうから、その辺の今までの文章表現を受けて、きちっとしたお答えをいただきたいと思います。 |
○ |
本城昭一委員 前回の会議で初めて具体的に新設あるいは編入というご意見が出たように思います。私もその際に、法定協議会を立ち上げてから議会同士で議員の数については検討したらどうかという意見を申し上げたわけでありますけれども、新設についての自治法での定義といいますか、それは二つ以上の市町村が一緒になって新しい市町村をつくることということですから、今皆さんとともに検討しているのは、新しいまちづくりという意味で、これは新設という受け止め方をしてもいいのではないかなというふうに思います。
しかし、この新設か編入かという議論をされている最大のそれを厳密に分けているのは、合併後の議員の定数をどうするかということが厳密に分ける基本なんです。私はそう思います。ですから、新設合併にしますと自治法の原則に基づく、今ここでは34人という定数、全部白紙にして34人の定数を選ぶという方法があります。それから、34人の定数の倍で68人を上限にしていくという特例がまたあるわけです。さらには、全議員が2年間はそのまま身分を継続するということで、163人の議員で議会を継続するのかという、こういう問題が新設合併の中には出てくるんです。このことをきちっとしないで住民に新設で行きますという説明は、私はできないのではないのかなと、こんなふうに思ったものですから、合併に参入する議会でこの問題は、立ち上げてから検討するべきであると、今この任意協の地ならしの段階でそのことを決めることは無理があるのでないかと私は申し上げておりますし、そのことには今も変わりがないわけです。したがって、住民の方々や議会の議員の人たちに新設で行きますと説明をされているというふうにお聞きしておりますが、それはこの問題についてはどのように説明しているのか。議員の定数のために合併するのではないと、これは当然ですが、しかし、これはスタートに当って重大な問題なんです。このことをこちら側に置いて新設か編入かという議論は成り立たない、私はそう思うものだから、その辺どういうイメージでどういう説明を住民の方々になされておるのかお聞きしたいと思いますし、私の考えが誤っておるのであれば、ご指摘をいただきたいというふうに思います。 |
○ |
佐藤京一委員 うちの議長から住民に新設ということで説明をしてきたと、このようなことで話になったわけでございまして、今また議長さんから新設ということでどのような説明をしてきたと、このようなことを問われたわけでございます。私は、そういう話はしてきません。私は、対等合併である、そういうことを話してきました。それは恐らく住民は新設だと思ったと思います。対等というのは、いわゆる釣り合いの取れた合併であると、これが対等であると私はそう認識をしております。ですから、平等であるとも言っておらないわけです。釣り合いの取れた合併をすると、これが対等であろうし、新設であろうと、このように思っております。そういう面でしっかりこの合併を仲むつましく、心も対等であろうと、そういうことを今までも申し上げてきたわけでありますから、それぞれの町村もさらにこの合併に対して夢を持ちながら、そして新たな地方自治を築いていくことが何よりも重要だろうと思っております。ですから、そういう意味で対等と新設との解釈の仕方というか、そんなことは住民も同じであると思ったのだろうと思っております。そういうことですので、その辺はひとつよろしくご理解を賜りたいと思います。また、そういうふうにしていただきたいとも思っております。
ついでですから、この規程についても少し触れたいと思いますけれども、この規程の中には、幹事会、その他に専門部会というものを組織していくと、そしてそこには11部門に渡ってそれぞれの分野から、それぞれのまちの事業展開などを専門的にやっていくと、これは大変いいことだなと思います。ただ、この先にどうするかとなると、大変難しい問題がこれにはつながってくるかなと、そんなふうに思います。ですから、この上にどういうふうなシステムで行政展開をしていくのかと、そこの上にあるべきかなと思います。と申しますのは、小さい分野がそれぞれいろんなものが出てくるだろうと思いますが、大局がなければ、それぞれの分野ではそれぞれの分野の話は出るだろうと思いますけれども、その基本のテーマというか、システムというものがしっかり構築をしておかないとヤマタノオロチになりはしないかなと、そんな感じがします。ですから、その上に行政展開のシステムをしっかり構築をして、その下で専門部会というものがそれぞれの分野で検討すべきではないかなと思いますので、この規程の中ではそういうものは必要ないのかどうか。 |
○ |
富塚陽一会長 ありがとうございました。
今規程の関係のお話も出ましたけれども、まず新設、編入の話につきまして進めさせていただきます。ほかにご発言ございますでしょうか。 |
○ |
佐藤征勝委員 朝日村でございます。今、新設か編入かというお話をそれぞれの方々から話されておるわけですけれども、この前のこの協議会におきましても、概ね本筋に渡りましては私も了承いたしておるところでございます。
しかしながら、任意協議会を立ち上げるまでの間、部落あるいは住民への説明、そういう段階で、今、三川の町長さんから話ありましたように、新設あるいは編入という言葉、今は使われていないようですけれども、対等あるいは吸収という言葉で説明をしてきたわけですけれども、我々の話の中での合意といたしましては、対等にという言葉で新しい市を目指していくんだというようなことで集落あるいは住民への説明をしてきたと思っております。
ですから、そのことについては、会長さんもあるいは皆さんそのように思っておるだろうし、私も当然そうでなければならないと思っておるわけでございます。
しかしながら、いろいろ自治法上の、あるいは特例法上のことを考えますと、先ほど鶴岡市議会の議長さんからお話ありましたように、それぞれの規定があるわけでございますので、今ここの場でそれをはっきりどうしようかということは、議会も含めた特別職の身分取扱いというものは、ちょっと難しいのかなと思いますものですから、前回のお話のように法定協議会を立ち上げてから、さらに検討していくということで大筋私はいいのかなと思ったところでございます。ただ、基本的なことは先ほど申し上げましたようなことで進んできましたので、ぜひそのようにお願いしたいと。そしてまた、時間がどのくらいかかるかは別といたしまして、やはり可能な限り早めにそれらの結論も出していただければ、大変ありがたいと私は思っております。これからまた新たな住民説明もしなければならなくなるわけですので、ぜひそのようにお願いしたいと思っております。 |
○ |
富塚陽一会長 ありがとうございました。ほかにご発言どうぞ。
今日特段に結論付けることでもないんですけれども、もしこれでご発言なければ、今日のレベルで少し整理させていただきたいと思います。
私、皆さんのご発言ごもっともだと思います。それで、鶴岡の議長さんもお話のように、中身の気持ちとしては、新設でいいのでないかということでありますし、私も私なりに、例えば業務の分担方式なども一極集中は避けようとか、いろいろな地域からまちづくりについての提案も積極的にしてもらおうということで、極力そういう点での配慮はいたしたつもりであります。これはまったく心情の問題ですので、町村長さん、議長さんの心情も十分わかりますから、三川の町長さんおっしゃるように、「精神的対等」だったか「心の対等」とかこの間おっしゃいましたけども、その気持ちもよくわかるのであります。
ただ、具体的に制度上の編入、制度上の新設というときには、鶴岡の議長がおっしゃるようなことがはっきり出てきているものですから、それは実務的に、あるいは実行行為としての新設に近い結果になるのか、編入に近い結果になるかに関係なく、議員さんは議員さんで十分議論していただいて、結果としては私は皆でとにかく新設のつもりでかかっていくということに大方異存はないようにも思いますし、鶴岡市議会でもまだ議論はしていませんが、できるだけそれぞれの地域の特性を活かして、皆で活気づいた地域づくりをするという精神には、何ら私は反対はされないものと思いますが、ただ身分上の取扱いで総務省の方針として、新設の場合にはこういう身分の取扱い、編入の場合にはこういう取扱いとはっきりしているものですから、その辺のところは執行部としては、どうもここで決めにくいという、それは鶴岡の議長のお説のとおり私も議会でまず十分議論していただいて、そこで納得していただくのがいいのでないかなと。それで、後で編入だ、新設だという言葉になっても、事実上は気持ちの上では信頼しながら、お互いにそれぞれの地域のために最善のことをしていると。あとこれから実務行為に入ります、精神論でなくて実質的に何をどうするのかということを一つずつそれぞれのお立場で主張されて決めていく、その積み上げをこれから始めていこうということになりますので、その結果が新設に近い形になるかならないかは我々の積み上げの心がけ次第なものだから、前回も、今日もお話のような皆さんの気持ちを踏まえて事務局も頑張っていくということをここは信頼していただくことでないのかと思います。私、どうでもいいと言っているわけではなくて、どうでいいというと投げやりふうに聞こえますが、どちらでもあまり意味がないというのは、とにかく気持ちさえあれば、議員の方の取扱いについてはっきりしてもらったのに賛成するという気持ちは変わりないので、それで藤島の議長さんうまくないですか、これでも…。大体そんな気持ちでありますので、精神面では、鶴岡の議長も発言されたように皆でいいまちづくりをしようという意味で、それを新設と言うのならそれでいいのでないかと。ただ、制度上の取扱いは、議会でゆっくり時間をかけて、小委員会も議会の小委員会をつくっていただいていいのでないかと思っています。そこで十分議論していただいて、とにかく定数も随分変わってくると思いますので、その辺を納得していただくのがとても重要だと思いますので、そう申し上げているわけで、今の発言につきましてなおご異存、ご指摘あればどうぞ。 |
○ |
阿部昇司委員 指摘とか相反するというよりも、先ほどの話の続きをさせていただきたいと思いますけれども、いずれにしても地域あるいは住民、町民、市民、村民すべからく今の内容については概ね了解だと思います、私の認識のしているところでは。ただそこで、一つの言葉だったり、形式だったりするのが非常に大きくイメージ的に捉えたり、それから人間の感情ですので、そこであればちょっとおもしろくないということが出てくるのも、やはり人間のひとつの思いだろうと思います。こうした市町村合併については、そういった分野も相当加味するのだろうと思います。特に今回の新設あるいは編入というものは、最初の段階で非常に大事だなと、大切だなと思っていますので、会長さんの思いを町民、市民あるいは村民の方々にそのままきちんとわかるようにお話をして、説明をしていくというのも、これも責任だろうと思います。そうした中で、例えば今のものを一番早くテーブルに上げると、そのことをまず最初に結論付けるということで、期日をここではなかなかはっきり決めることはできませんけれども、仮に今年の10月10日前後に立ち上がったとすれば、例えば12月議会とか、市町村議会の中で徹底的に議論していただいて、まず答えを出していただくということを当面皆でそういうことで向かいましょうということにすれば、これはまた別の説明もできるし、また話し合いもできていくということで、非常に進みやすいのかなと。特に1市8町村がこのテーブルに上がっておりますけれども、様々の事情を抱えておるというところだったり、温度差というか、考え方も少しずつ違っておったりというのも事実だろうと思いますので、そこのところを少しずつ埋めていくという面でも、私はやはりそういうのが必要ではないかと思います。 |
○ |
富塚陽一会長 わかりました。
実際に法定協に行ったときに、具体的な課題の処理についてどうするのかということを通して、少し編入的だな、あるいは新設的だなというふうにどちらにどう受け止められるかその辺のこともあると思いますので、早速、具体的なテーマの取扱いを通してご理解をいただくことを含めて検討させていただいてどうでしょう。ただ編入か新設かと抽象的な話をしてもなかなか、私自身も編入と新設の違いをどう説明すればいいのかわからないところがあるんです。新設は全く対等なようだし、編入だと吸収されてしまうというようなイメージはわかるんですが、そうすれば、何のことをどうすれば新設でどうすれば編入かという具体的なことについての扱い方では、ぴんと来ないところがあるんです。実際、実務上皆さんのことを配慮していくことに努めていけば、自ずからご理解いただけるのでないかなと。一方的にこっちに皆持って来いと言ってる話ではないものですから、その辺の具体的なケースの検討過程で、住民にも公開しながら進めていく過程で段々理解も深まっていくのかなと。それにしても、最初なので阿部さん言うようにいろいろ努力はしなければならない。抽象的な言葉だけでなくて、具体的な作業も少しさせながら理解してもらえるようにしたらいいかと思いますので、事務局にも頑張らせます。 |
○ |
本城昭一委員 私も新設か編入かという言葉はあまり好きではありません。三川の町長さん、朝日の村長さん言われましたように、先ほど私も申し上げましたように、気持ちの上では対等であり新設だということでテーブルについているというふうに理解をしております。
ただ、今会長が言いましたようにこれをつめていきますと、必ず議員の数にぶち当たるんです。そして、今会長が新設か編入かの区別がつかないと言いましたが、総務省でこの議員定数の面については、その区別をはっきり提示しているんです。これだけはっきり提示して、ほかはあいまいだという法律になっているわけですので、どうしてもここに引っかかってくるということで、私申し上げましたが、私ども鶴岡市で非公式にいろいろ話している中では、やはり一緒にやっていこうと、対等とか平等とか編入とか吸収とかということでなくて、一緒にやっていこうと、そういうまちづくりをどうやっていくのかと、そのシステムをどうつくるのかと、こういうことを内々的には議論をしておりますので、その精神は私も両町村長さんの物の考え方に同意しておりますので、一言申し上げたいと思います。 |
○ |
富塚陽一会長 今の議長の発言が今日の結論で大体いいのでないかなと思いますが、とにかく精神面では対等のつもりで皆かかっていくし、それが新設なら新設のつもりでかかっていく。あくまでも制度上の問題は、一番関係の深いところで十分納得する、それが大滝議長さんおっしゃるように議員のための合併でないということも重々わかりますし、我々はメンタルな意味では皆で一緒に仲良くというつもりですが、具体的な制度上のことは制度上として、ぜひ議長さんご指導いただいてよろしくお願い申し上げるというのが今日の結論でどうでしょう。そんなところでとにかくスタートさせていただきたいと思います。
それから、三川の町長さんのご発言、規約の話でしたか…。 |
○ |
佐藤京一委員 さっきシステムと言いましたけれども、市長さんはサテライト機能とか、また、12月までいろんな大きな事業を展開するための調査をしたいと申されておったわけですが、ここで専門部会をこれからつくると。しかしながら、そういう大きなテーマもしかりですけれども、今のそれぞれの町村がやりたい事業も多分これから出てくると思います。そういう面で、総合的なフローチャートと申しますか、そのシステムをきちっとしておかないと整合性と統一性がどこでとるのかというのが、幹事会でやるのか総務部会でやるのか、その辺がもう少し見えないのかなと私は思ったところです。
そこでそういう調整をしていけば、先ほど言ったように新設の合併なのか編入の合併なのかは、具体的なもので表れてくるかなと。ですから、そこは何よりも重要視をしていかないと、それぞれの町民から理解を得られないのかなと思います。 |
○ |
富塚陽一会長 わかりました。
ここで私が答弁していいかどうかちょっと迷いますが、昨日課長さん方からお集まりいただいて、そこでいろいろお話したわけですが、あえてここで申し上げるポイントは二つありますけれども、一つは、幹事会というのは大体総務課とか企画とかそういう総括的な、仕事をまとめる部課ですけれども、合併問題を調整する役割は当然持つわけですが、それがオールマイティで各部に指示するような格好になってはうまく進まないだろう。やはり各部門の主体性を尊重すべきだし、各町村を含めた各部門のそれぞれの事情が非常に複雑になっているはずだし、それを総括部門で掌握して調整するのは、細部に渡れば渡るほど困難だろうと思います。ですので、各部門にはできるだけ主体性を尊重してあげると、それが一番ですが、ただし、今町長さんおっしゃるようにめちゃくゃになる可能性もあるので、スタンダードになるような基準となる考え方、大体こんなようなことをおおよそ標準にして考えたらどうだろうというような標準になる考え方は、法定協を発足したらすぐつくろうと。それを目処にその辺の調整は助役さんにまたしていただくということで、わけのわからないことを含めてものすごく大変な検討過程が要ると思います。相当激しい議論も想定されますので、その辺ではなるべく円滑に作業が進むように標準的なフレームでもいいわけだし、それから、全体としての予算等を含めたシーリング作業もおおよそつくっておいて、議論していくための何か手がかりになる柱のようなものを早速つくったらどうだというふうに思っていまして、ご指摘ごもっともでありますが、これを規約に書くのもどうかと思いましたので…。
何回会議をすればいいかわからないほど、細かになればなるほど厳しいと思いますが、これは担当の職員の皆さんにご苦労をしてもらうしかないなと思っています。その指導は、やはり助役さんでしてもらうことなるのかなと。助役会議は、お互いに困ったときに全員集まらなくても二つの団体で相談したいこともあれば、三つの団体で相談したいこともそれぞれあるでしょうから、本当に弾力的に真剣にやってもらうということにしたらどうかなというふうに思いましたので、ご注意誠にありがとうございました。事務局、よく心得てください。
ほかにどうぞ。 |
○ |
佐藤征勝委員 県の重点支援地域の指定を受けたわけでございますけれども、このことについて、例えば法定協議会が立ち上がってから具体的なことになっていくのか、それともその前に各市町村の抱える事情によって重点支援地域指定による事業の展開みたいなものが、要望的なことを各市町村から出すのか、それとも法定協議会になってからの具体的な詰め合わせの中でそのことについての事業が展開されていくのか、その辺どのような運びになっていくのかお聞きしたいと思います。 |
○ |
富塚陽一会長 重点支援地域指定のこと、事務局から説明させます。 |
○ |
事務局(阿部一也) 県のほうと協議をさせていただいておりますが、法定協議会設置後、当面これからの将来構想、それから建設計画のほうの構想に着手するわけですので、それを県と協議をしながらどういうふうにして反映できるか、ある程度歩きながら進めていくという形になろうかと思います。 |
○ |
富塚陽一会長 許認可を受けるとかそういうことではないでしょう。 |
○ |
事務局(阿部一也) 計画づくりの上で、建設計画、将来構想等の作業を進めながら、それに歩調を合わせて県のほうと協議をして、それに合う事業等の構想等も含めて県と協議をしながら進めると…。 |
○ |
富塚陽一会長 何のためにやるのか、補助金をもらうためにやるのか。 |
○ |
事務局(阿部一也) 既存の事業、それからこれからの新しい事業も含めた形になりますけれども、補助金、事業のプライオリティ等も含めてでございます。 |
○ |
富塚陽一会長 補助金をいただくし、進行状況の報告という程度でしかないはずですので、我々は別に差配を受けることではないと思いますので、許認可も何もないので、ただその構想の中でかくかくしかじかの道路を優先的にやってもらいたいということがあれば、そこであらかじめ承知をしてもらうとかということであって、ここで一々差配を受けるということではありませんので、ただ補助金をいただくのにどんなことをしようとしているかということを周知するという意味であろうと思いますので、そこをあまり強調して言ってはうまくない。 |
○ |
佐藤征勝委員 ある程度わかりましたけれども、ただ私としましてはそういう重点支援地域の指定を受けることによって、例えば我々大変広い面積を持っている村であり、国県道などが大変未整備なところがあるものですから、そういうのを反映できるかなということで、ぜひそういう希望を述べたことが反映されるようにこの地域の指定がなるのかなと期待を持ったものですから、ぜひそんなことをこれから進めることによってお願いしていきたいなと思いましたので申し上げました。 |
○ |
富塚陽一会長 一般事業として、しかし全て救済されるかどうかは別ですけれども、合併措置に非常に関係がある事業であるという説明をしつつ、その事業の促進を図っていくということは十分可能だと思いますし、構想はそのために事前に総括的に市町村担当のところに報告させるということであろうと思います。
何なりとどうぞ。 |
○ |
佐藤正明委員 いよいよ10日をもって構成自治体も決まるわけですし、それぞれの定例会で決定されるわけです。鶴岡市でやっても、この間は音響悪くて照明はいいけれども、今日は音響は良くてちょっと暗いなと感じていました。したがって、こういう場所もいいんですけれども、法定協に入った際に、いつもというわけではないわけですけれども、構成自治体の中の各町村を回って協議会を開催する、あるいは鶴岡の各地区のセンターを回りながら、やはり市町村民が傍聴しやすい、そして来やすいような、そういう環境の中で協議会を開催したらどうかなという提案をさせていただきたいと思います。 |
○ |
高橋コ雄委員 ずっと質問させていただいて、鶴岡市の議長さんから本当に前進的な発言をいただきました。この会は私はにわとりか卵かという論法からいきますと今後ものすごくこの会が前進したな、今までもやもやとしていたのが取れてきたなという感じでおります。今後、議員の定数問題いろいろありますが、それは今後の課題として大きく話し合いをしなければならないと思っております。何といっても法定協議会の第1条の合併方式は何なんだと、第1回目からそれが出てくるものだから、編入なのか新設なのか方式を書きなさいということが書かっていますので、それがあるものだから今までずっときておったということであります。そういう意味合いでこの会の良かったところ申し述べたいと思います。 |
○ |
富塚陽一会長 ありがとうございました。
ほかにどうぞ。 |
○ |
阿部昇司委員 スタートしてやはり早い時期に議員の方々が市町村議会で議論するということが一番いいだろうというふうに私も思います。 |
○ |
本間 毅委員 私ももやもやとしておったんですが、編入か新設かということでもいろいろ今日話を聞きまして、会長さんから基本的にはこれから仲良くやっていくんだという言葉を聞きましたので、そのことを信じましてこれから努めていきたいと、こう思います。 |
○ |
富塚陽一会長 わかりました。
本当に黙っていられない時期に来たなと思っていますので、一生懸命やらせていただきます。 |
5 閉 会(午前11時56分)
○ |
富塚陽一会長 ほかに何かなければ、会議はここで終結させていただいてよろしゅうございますか。 |
(「はい。」と言う声あり)
○ |
富塚陽一会長 それでは、今日はお忙しいところありがとうございました。
11日に各団体からのご意向を踏まえて議案を作り、そしてお諮りをして次の段階に進ませていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
今日はどうもありがとうございました。 |
|
|