藤沢周平プロフィール
館内に再現された書斎
藤沢周平(ふじさわしゅうへい、本名小菅留治:こすげとめじ)
昭和2年12月26日に山形県東田川郡黄金村大字高坂(現鶴岡市高坂)に生まれる。
黄金村役場等で働きながら鶴岡中学校夜間部に通い、山形師範学校に進む。
卒業後、教師となり湯田川中学校に赴任。2年後に結核がみつかり休職。6年余の闘病の後、東京の業界新聞社に勤務。会社勤めの傍ら小説を執筆する。
昭和46年に「溟い海」でオール讀物新人賞、昭和48年に「暗殺の年輪」で直木賞を受賞し、執筆活動に専念する。
微禄の藩士や江戸下町に生きる人々を描いた時代小説、歴史上の事実や人物を題材とした歴史・伝記小説など数々の作品を発表するとともに、作家としての日々の暮らしや故郷・庄内、鶴岡についてのエッセイも残している。
昭和60年から平成8年まで21期11年間、直木賞の選考委員をつとめる。吉川英治文学賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、朝日賞などを受賞。平成7年紫綬褒章受章。
平成9年、逝去。