‐定期連載‐ 食文化のひろば 臼杵(うすき)市の郷土料理 これまで、「黄飯・黄飯かやく」「きらすまめし」「茶台寿司」を紹介してきたこのコーナー。 第4回目は、「ごま豆腐」を紹介します。鶴岡市で親しまれているごま豆腐とは違い、甘いたれで食べます。ぜひ作ってみてください。 ●本所食文化創造都市推進課?35‐1185 食文化創造都市 鶴岡 × 食文化創造都市 臼杵 豊後水道に面し、比較的険しい山稜に囲まれた、人口3.5万人 ほどの小都市です。その地形と地質によって、まろやかな水が育まれ、水が重要となる醸造業が発達してきました。 また、土作りにこだわった有機農産物や、身の引き締まった魚を提供する和食店が並ぶ美味しい≠ワちです! 臼杵市のゆるキャラ 「ほっとさん」 Recipe 04 ごま豆腐 精進料理の一つである「ごま豆腐」ですが、臼杵市では葬儀の際にお客様に振る舞う風習があります。葛粉でとろみを付け、全国でも珍しい独特の甘いたれで食べるのが、臼杵のごま豆腐の特徴です。 鶴岡でもごま豆腐が食べられていると思いますが、ぜひ作っていただき、臼杵の味も楽しんでください。 臼杵市 飲食店の方から 喜楽庵 代表取締役社長 山本 喜文さん ■材料(8人分) ごま豆腐 ゴマ?63g 水?450ml 葛粉?75g あんかけ 出汁(だし)?250ml 濃口しょう油?55ml 刺身しょう油?18ml みりん?18ml 砂糖?50g 葛粉?適量 ■作り方 ごま豆腐 @ゴマと水をミキサーにかけ、粉状にする。 Aざるでこして、ゴマのかすを取り除く。 BAに葛粉を入れて火にかける。 Cとろみが出るまで混ぜる。 DCを型に入れる。 Eヘラなどで形を整えながら数分間置き、表面が乾いたら少しずつ水を入れて冷やす。 Fそのまま1時間30分〜2時間置く。 G水を捨て、8等分に切る。 あんかけ H葛粉以外の材料を鍋に入れ、火にかける。 I全体が煮立ってきたら、適量の出汁(分量外)でといた葛粉を入れ、とろみを付ける。 盛り付けたら完成! お皿にあんかけを入れ、その上にごま豆腐を入れたら完成! 生姜などをトッピングすると華やかに! 鶴岡のごま豆腐と食べ比べてみてください 本市で親しまれているごま豆腐のレシピは、『つるおかおうち御膳』や本紙の昨年7月号に掲載されています。味わいの違いを楽しんでみてください。 広報つるおか 令和5年4月号 No.301 環境に配慮し古紙再生紙と植物油インキを使用しています