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広報つるおか2023.4月号

更新日:2023年3月28日

市長の一筆入魂(62)

 マスク着用のルールが変わる前夜にこの原稿を書いている。運転手さんと市役所へ向かう車内の時間、当面はマスクは着用しようかな、市役所に入ったら外して過ごそう。個人の判断なのだから、などと考えてみる。医療機関や高齢者施設を訪問するとき、混雑した電車やバスに乗車するときは、マスクを着用することが推奨されており、私の様に様々な場所を訪問する人は、当面はマスクを持ち歩く必要がありそうだ。一方で、着用拒否が裁判にもなった航空機内でも個人の判断となるなど、着用しない場面が増えることは間違いない。


 ネクタイの着用も個人の判断で。鶴岡市役所ではこれまで5月~10月のクールビズ期間に限定してノーネクタイなどの軽装を認めていた。これを通年にすべく、この1月から3月まで試行的な取り組みを実施した。私も状況に応じてネクタイを着用したり、しなかったり、特に困ることはなかった。働きやすい服装は市民サービスの向上にもつながるはずだ。また、鶴岡シルクをまとうなど、自由な服装の中で、地域の特色をアピールしてくれた頼もしい職員もいた。


 3月6日、市議会3月定例会一般質問最終日のお昼休みの時間のこと。黄金地区の皆さんが市議会の各会派・議員の皆さんの控室を訪ね、地域の要望を伝え歩いた。その要望とは、旧鶴岡病院の解体撤去。3月定例会に市当局が市議会に提案した、病院の解体と人工芝サッカー場の整備を進めることについて、賛成してほしい、というものだった。
 県立の旧鶴岡病院は、旧黄金村時代の昭和27年の開院から、平成27年3月に県立こころの医療センターとして茅原地区に移転するまで、60年以上にわたって運営されてきた。建物の解体撤去については、閉院前から課題として認識され、積み残しとなっていたものだった。県の基本的な考え方は、「建物の解体費用等を病院事業局単独で捻出することは極めて困難」であり、地域住民等からの不安の声を踏まえ、本市との間でどのような解決策があるか、協議が続けられてきた。
 3月定例会に山形県と協調して提案した事業スキームは、(1)病院の土地・建物を県が市に無償譲渡し、(2)解体費(約13億円)の2分の1を県が負担する、(3)その上で、市がサッカー場を整備するというもの。この解体に当たって過疎債を活用することで、市の実質的な負担は解体費約13億円の15%(約1.95億円)まで圧縮することができる。
 この過疎債は施設の解体のみでは活用できず、解体後の跡地利用がある場合に活用できる起債(借金)であり、起債償還額の7割が交付税措置される。人工芝サッカー場についても、過疎債の活用等により整備費約10億円の内、市の実質負担は約2.82億円に圧縮される。
 県には、これまで何度も解体を要望してきたが、残念ながら早期に解体しなければならない義務があるわけではない。県と市が協調した今回の提案が成立しない場合には、いわゆる塩漬けとなることが強く危惧された。引き継いだ宿題に答えを出すべく、私は、県と市が合意した現実的解決策への理解を粘り強く求めた。

皆川 治

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