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広報つるおか6月号

更新日:2018年6月1日

市長の一筆入魂(5)

  4月22日に開催された温海川沿いの桜並木を走る温海さくらマラソン。登録した1,679名のランナーは、北は北海道、南は九州・熊本から。33回目を迎えたマラソン大会を支えるのは地元の人たち。ガサエビのみそ汁が振る舞われ、商工会、朝市組合、婦人会などの出店が並ぶ。温泉街も予約で埋まるので経済効果も大きい。私の役目であるスターターの位置からは、沿道でランナーを励ます念珠関辨天太鼓の皆さんの動きが一際目を引いた。号砲を鳴らした後でご挨拶に向かったところ、「市長もたたく?ドーン、ドーンとやればいいから」と言われ、急きょ、太鼓をたたくことに。なるほど、上手な皆さんのようなばちさばきとはいかないが、合わせることはできる。
   たたきながら、ふと思い出した小学校時代の小さな挫折。小学校の鼓笛隊で私は小太鼓だったのだ。でも本当はトランペットが吹きたかった。体の小さな私は音を鳴らすための息が足りなかったのか、トランペットの試験は不合格に。そういえば、中学校時代、野球のレギュラーの背番号をもらえなかったのは温海のグラウンドでのことだった。新チームの夏休み、あつみ温泉の旅館で合宿しながら、秋のシーズンを目指し汗を流していた。青春時代のほろ苦い思い出が太鼓の音で呼び戻され、温海で交錯する。
  5月3日、JR東日本の豪華寝台列車・四季島の出迎えのためにあつみ温泉に向かった際、朝市に立ち寄った。温泉街中央の朝市広場に、期間中は朝5時半から、目覚めのコーヒー、日本三大古布・しな織、水産加工品、山菜などが並ぶ。この日のお客さんは温泉街の宿泊客が中心だったが、もっと地元の人にも足を運んでもらいたい昔ながらの朝市がそこにはあった。
  お店を回った際、思いがけず「あの文化会館には反対だった」と語りかけられた。私は、「音の響きなど評判はいいんですよ」と説明したが、なぜ約100億円も要したのか、途中で見直しができなかったのか、ということが心に引っ掛かっているようだった。昨年12月、文化会館の建築デザインを担った妹島和世先生にお会いした際、私は、「妹島先生の作品の評価と、行政上様々言われていることとは全く別の問題だと思っています」とお話した。もちろん完成したホールはしっかり活用したいが、行政は手続き・プロセスの透明性も重要なのだ。5月15日、新文化会館建設に関する第三者調査・検証専門委員による初会合が行われた。温海の朝市で働く人の「なぜ?」にも応える、しっかりとした調査・検証をしてもらい、早くこの問題に終止符を打ちたい。

                                                             皆川 治

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