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広報つるおか10月号

更新日:2018年11月2日

市長の一筆入魂(9)

  早いもので間もなく就任1年となる。就任直後の昨年10月下旬、上京し、鶴岡に工場等がある首都圏の企業約30社の経営者の皆様と意見交換を行った。その内のいくつかの企業を訪問し、鶴岡で雇用を創出していただいていることへのお礼を申し上げるとともに、最近の状況について、より突っ込んだ意見交換をさせてもらった。その際、板橋区に本社のある丸善食品工業株式会社の竹本博則社長から、ぜひ鶴岡の工場を訪問してほしいとのお話があった。8月22日、ようやく実現した訪問を社員の皆さんに笑顔で迎えていただいた。
  庄内地方は年間約25万頭の豚が処理される畜産の一大産地だ。丸善食品工業さんでは、その新鮮な豚骨等を使用して調味料として利用されるポークエキスなどを製造しており、製品は、誰もが知っている大手の食品製造業や外食チェーン店などで使われている。会社のモットーである「魅力ある味」としての「味力」(応接室には鶴岡中央高書道部による書が掲げられていた。)を目指して日々研究開発が行われ、鶴岡から日本のみならず世界のマーケットに商品が販売されているのだ。更には、素材を隅々まで無駄なく使うことの一環として、エキス抽出後の廃棄物を処理し、栄養価の高い肥料原料へと変える取り組みも検討されていた。お昼には、自社製品のカレーをごちそうになり、工場を後にした。
  8月29日、有限会社芳村捺染を訪問した。今年度、鶴岡市はシルクのまちづくり市区町村協議会の会長自治体を拝命している。芳村捺染さんには、総会、フォーラムとともに開催したシルクツアーの訪問先をお引き受けいただいた。鶴岡を含む庄内地域は絹産業に関する一貫工程が残る唯一の地だ(鶴岡では、生産が途切れた養蚕を復活するべく、今年度から温海地域の旧福栄小学校舎を活用した取り組みを進めている。)。シルク製品に絵柄をプリントする「捺染」も重要な過程で、芳村捺染さんでは、手捺染でスカーフなどにプリントを施している。この日は、長野県岡谷市長さんや福島県川俣町長さんなどの自治体の関係者に加え、山形市からの一般の参加者もおり、企業秘密だと言う糊のお話や何層にも重ね合わせる繊細な手捺染プリントの職人技に感嘆の声が上がった。
  地域の畜産業とシルクの一貫工程を支える企業である丸善食品工業さんも芳村捺染さんも、女性が目を輝かせて働く職場だった。人口減少の時代、どの企業も人材の確保に力を入れている。鶴岡には、おもしろい、魅力のある企業がたくさんある。若い人たち、そしてその保護者の皆さんにも、鶴岡の企業のことをもっと知ってほしい。

                                                             皆川 治

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