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広報つるおか2019.3月号

更新日:2019年4月17日

市長の一筆入魂(14)

 2月2日、朝日中央地区自治振興会との対話集会を開催した。「広報・広聴行政」、市長が直接住民の皆様の意見を聴くことを含む広聴活動は、市の取り組みを周知する広報とともに、地方自治を支える重要な行政活動だ。
  この日は自治会長さんやPTA会長さん、事務局の方々を含め20人ほどが参加。細かな数値などは朝日庁舎の支所長などにサポートしてもらいながら、予定を30分超過する熱気あふれる意見交換となった。
「対話と協働の市政」を掲げて2年目に入った。「対話は手法に過ぎないのでは?」との意見を市議会で頂戴したこともあったが、「対話」は、政策のあり方や内容につながる、政治・行政の基本である。旧朝日村のような過疎法の過疎地域に該当する地域は、生み出す経済的な効果が小さいと思われがちだが、国土の保全や水源の涵養、文化の継承など、貨幣にすぐには換算できない価値、外部経済効果などにもっと目を向ける必要がある。私は、都市住民には見えにくい農山漁村の価値を、住民の皆さんに誇りを持ってもっと発信してほしいと訴えた。中山間地の田畑の保全が困難となっている生々しい実情、単なるスポーツ・余暇施設ではない子供たちの夢と地域の暮らしを支えるスキー場の役割、膝を突き合わせた切実な現場の声に政策のヒントが隠されていた。条件不利地域を支えることの重要性を多くの市民に分かってもらえるよう、私も更に努力したい。
 市長の仕事は幅が広い。分野も広ければ、東北一広い市域が対象なのだからエリアも広い。先日、西郷土地改良区から揮毫の依頼を受け、「竣工記念碑」と気合を込めて筆を進めた。市長の役目であるとはいえ、遠慮したいとは伝えていたのだが、「割字をしたので大丈夫だから」と紙が届けられ、達筆な見本を眺めながら「やらねば」と奮い立ち、一発で書き終えた。第三学区の新春の作品展でも、昨年に続き色紙の提出を求められ、書では自慢できるような作品を仕上げる自信はなかったが、文言の内容で勝負だと、昨年に続き同じことを書いた。
 「請われれば 一差し舞える 人物になれ」
 対話集会を終えホールへ出ると、月山書風会が主催する書き初め展の準備が行われていた。「未来の夢」、「生きる力」、子供たちの力強い書が疲れを忘れさせた。「請われれば…」。お願いされたならいつでも舞うことができるように日頃の準備を怠るな、という意味である。難しいことであっても逃げずに、いつか子供たちにバトンを渡すその日まで、これからも対話と努力を続けて行きたい。

                                                                             皆川 治

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