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広報つるおか2019.12月号

更新日:2019年11月28日

市長の一筆入魂(23)

 11月9日、旧いこいの村庄内にチューリップの球根を定植する作業に参加した。小雨交じりの天候だったが、市が事務局となって立ち上げた「旧いこいの村庄内」跡地利用の検討に係る意見交換会のメンバーを中心に、市職員を含め多くのボランティアの皆さんに参加いただいた。したがって、この日の私の役割は市長というよりもボランティア。約1時間作業に没頭した。
 チューリップが咲き、屋外に魅力的な遊具のあった「いこいの村」を懐かしく思う人は多いのではないだろうか。当日、参加者と話をしていると、子供を連れて行った、かつて勤めていた、結婚式を挙げたなどなど、思い出が語られた。私も幼い頃よく連れて行ってもらった。来年4月にはこの場所に鶴岡市立農業経営者育成学校(略称は種と同じ響きの「シーズ(SEADS)」)が開設され、10人の研修生が首都圏等からやって来る。これに併せ、平成28年3月に閉鎖され、草が生え、荒れていた土地の環境整備が行われることとなり、春の風物詩だったチューリップもよみがえることとなった。
 この秋、天皇陛下の御即位を庄内一円でお祝いする奉祝式典の前後に、慌ただしい日程が続いた。10月5日~12日は、モルドバとドイツを訪問。いよいよ来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿の受入れに関する協定を締結した。また、南シュヴァルツヴァルト自然公園協会との交流が10年となったことを記念し、更に友好関係を深める協定書に調印した。
 11月3日は、姉妹都市30年の節目を迎えた北海道木古内町のふるさと産業まつりへ。また、11月7日には、鹿児島市との兄弟都市50年の節目となる記念式典に参列した。行く先々で大歓迎を受けた。木古内に残る鶴岡の地名。南洲神社に眠る伴兼之、榊原政治の二人の若き荘内藩士。荘内藩との歴史的なつながりであるからこそ、おもてなしの心は厚く、私は、間違いがあってはいけないと、緊張の連続だった。
 緊張が続いた日々を、久しぶりに土をいじった旧いこいの村庄内での作業が癒やしてくれた。私は定植するだけだったが、定植の前日(11月8日)、また、台風が訪れる直前の10月12日に草を刈り、定植しやすいように畝をつくる作業が事前に行われていた。約3万球を定植する作業は、事前準備を含め、一人ではできない。歴史をたどれば社会福祉法人思恩会の創立者・五十嵐喜廣翁の砂丘の開発までつながる。よみがえりつつある懐かしい砂地の土地が、誰かが整備をするのではなく、自分たちがやるのだ、「自分ゴト」にすることの大切さを改めて教えてくれた。

皆川 治

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