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新年名刺交換会における年頭挨拶について(2020年1月6日)

更新日:2020年1月6日

 新年明けましておめでとうございます。
 令和の新春の名刺交換会に、各界より多くの皆様にご出席を賜り、心から御礼を申し上げます。

 先ほど、鶴岡土曜会混声合唱団の皆様とともに国歌、そして市民歌を声高らかに斉唱致しました。幅広い年代で構成される我が街の合唱団・鶴岡土曜会が、11月の全日本合唱コンクールにおいて栄えある金賞、全国の6団体のうちの一つに選ばれました。紛れもなく北海道・東北でナンバーワンの合唱が、私たちの暮らしの中にあるのです。

 先月閉幕した鶴岡市芸術祭は、芸術文化都市・鶴岡で暮らす幸せを多くの市民に実感させてくれるものでした。私も、白甕社の95周年美術展や、ちぎり絵、生け花、写真、書道展など、思いのこもった作品を鑑賞させていただきました。

 10月に開催された展覧会「今ココに咲く!つるおかひょうげんの花」も強く印象に残りました。障害のある人も、ない人も、みんなが描いた個性的な「花」の絵。その中に、レット症候群という重度の障害のある女性・佐藤愛海さんの作品がありました。自分で自由に手足を動かすことができず、また、言葉で表現することができない、車いすの生活の愛海さん。足をスタンプの様に使って制作したお母さんとの合作の作品「華・歩み」が、会場の入り口に美しく咲いていました。愛海さんの足型は、過去・現在を歩み、そして未来へと歩む足なのです。

 今年は、パラリンピックが開催されます。本市もホストタウンとして、ボッチャの普及に取り組むとともに、障害者差別解消条例を制定するなど、誰もが個性の花を咲かせられる街になるよう取り組んでまいります。

 昭和から令和の東京オリンピックへ、本市出身のアスリートも勝負の年を迎えました。地元企業が提供する冬場の練習場で夢の舞台を目指すアーチェリーの中村美樹選手。昨年春には、モルドバの選手との合同練習で技を磨きました。もう一人、水泳・平泳ぎで常に世界の第一線と戦ってきた小関也朱篤選手。皆様、どうぞ夢を追う若きアスリートに温かな声援をお願いします。そして、「あの人」も走る、羽黒山、鶴岡公園を駆け抜ける6月8日の聖火リレーをどうぞお楽しみに。  


 昨年6月、本県の観測史上最大の揺れが私たちの地域を襲いました。それでも、温泉街も、漁業者も、酒蔵も、下を向くことはありませんでした。全日空便は、LCCジェットスターの参入や地震をものともせず、過去最高の搭乗者数を記録する見込みです。滑走路2500m延長への期待も日に日に高まっております。


 大きな災害に見舞われましたが、私たちは歩みを止めていません。
 若者・子育て世代に選ばれる街をつくる。
 4月に開園する南部保育園には、病児保育室を備えるとともに、鶴岡の強みである発達障害への支援を充実させる機能を持たせます。また、本市に設置される県立中高一貫校の開設時期については、令和6(2024)年度とする方針が示されました。さらに、この春、チューリップの花の咲く頃、旧いこいの村庄内に、環境意識の高い次世代の農業経営者を育成する学校を開設します。
 本市には4つの高等教育機関という他にはない強みがあります。サイエンスパーク全体の経済波及効果は単年度で年間約31億円にのぼり、約500人が雇用されています。子供たちにもっと知って欲しい素晴らしい産業、企業、職人の世界があるのです。若者の地元定着・回帰を促す奨学金制度など、幼児期から中高、就職、地元回帰まで、切れ目のない支援を行い、人口減少に正面から立ち向かいます。

 大型事業も目白押しです。
 私たちの衛生的な市民生活に欠くことのできないごみ焼却施設については、懸案だった余剰電力の売電の目途が立ちました。大荒地内の最終処分場は、循環型経済の理念を踏まえ地元JVに発注しております。
 また、大山工業団地内へ開設する屋内多目的運動施設については、スポーツ関係者の要望に応え、フットサル、テニス、グランドゴルフなど、天候に左右されず多種多様な競技に活用できる施設として、令和3年秋の完成を目指し整備を進めます。
 世界一のクラゲの水族館・加茂水族館についても、現施設の10周年となる令和6年のリニューアルを目指し、現在、振興基本計画のパブリックコメントを実施しております。
 酒井家の入部400年に向けたソフト・ハード両面の街づくりの展開や、近年活発化する大山工業団地・朝日産業団地・中央工業団地等への設備投資の動き、サイエンスパークへの需要の増大を踏まえた工業団地の拡張構想の検討など、今年度にスタートした本市の第2次総合計画を着実に実行して参ります。 

 子年の令和2年。鼠ヶ関が全国の注目を集めました。新潟側へ向けて掘削が進められる大岩川のトンネル工事も本年中に完成する見込みです。遅くとも次の子年までには、鼠ヶ関IC付近に新たな道の駅が完成し、再び全国の注目を集めることになるでしょう。
 新年度に完成する羽黒山神路大橋・羽黒山バイパスの整備には、30年を要しました。「ほんとうの豊かさを追求する みんなが暮らしやすい 創造と伝統のまち 鶴岡」の実現に向けて、地震が来ても、人口減少の波が来ても、歩みを止めるわけにはいきません。
 4年に一度のうるう年、鶴岡東高校野球部の春のセンバツ出場への期待が膨らみます。第5世代移動通信システム(5G)のスタートなど次世代技術の転換期でもあります。どうぞ、皆様それぞれにとって素晴らしい2020、レガシーが生まれる年となりますことを、心よりご祈念申し上げまして、年頭にあたってのご挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和2年1月6日 鶴岡市長  皆川 治

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