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鶴岡市市制施行14周年記念式典式辞(2019年10月1日)

更新日:2019年10月23日

 鶴岡市市制施行14周年記念式典を開催するにあたり、謹んで式辞を申し上げます。
 本日、多くのご来賓のご臨席の下、金木犀が薫るこの佳き日に、市政功労表彰をお受けいただく、地方自治功労の阿部信矢様、社会福祉功労の山村久子様、長年の県議会議員、また、民生児童委員としてのご尽力に、厚く御礼を申し上げます。
 また、本日ご欠席のご連絡を頂戴しております地方自治功労の阿部昇司様には、改めて授与の機会を設けさせていただきます。

 本年は時代の節目、平成から令和への御代替わり、天皇以来約200年ぶりに憲政史上初の御退位・御即位が、国民の祝福の中でつつがなく行われました。市役所本所と地域庁舎に開設しました記帳所では、大型連休期間中にも関わらず、928名の方々からご記帳いただきました。また、改元初日と大安が重なった5月1日には、昨年同時期の一月分を上回る54件の婚姻届の提出があり、多くの方々が新時代の幕開けを記念するとともに新たな人生をスタートされております。


 令和元年5月20日には、日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に、本市が追加認定されました。
 北前船で栄えた当時の町割りがそのまま残る加茂の町並みや、船主である石名坂家の家屋と蔵。財を成した商人たちから寄進された浄禅寺の釣鐘と善寳寺五百羅漢堂。致道博物館所蔵の船主が奉納した関連資料群。北前船日本遺産のストーリーがより深まる構成文化財として評価をいただいたところであり、先月には荘銀タクト鶴岡を会場に大連からのお客様もお迎えし、全国フォーラムが開催されました。
 この認定により、本市は、全国最多、東日本では唯一、三つの日本遺産を有する市となりました。

 今朝、私は、日本遺産「サムライゆかりのシルク」インフォメーションセンターの開設式に参列して参りました。大宝寺地内にあった新徴組の住宅が、明治のはじめに松ケ岡に移築され、開墾士とその家族の住まいとなっておりました。昨年度から2か年かけて復元改修を行い、今般、令和3年に開墾150年を迎える松ケ岡と日本遺産を案内する施設として生まれ変わりました。
 また、現在、吉永小百合さんが羽黒山の斎館で精進料理を楽しむJR東日本のテレビコマーシャルが放送されています。
 このように私たちの日本遺産は、現在も私たちの暮らしに根差す生きた文化遺産です。
 
 6月18日には、昭和39年の新潟地震を越える、本県における観測史上最大の震度6弱を記録した山形県沖地震が発生しました。半壊11、一部損壊が917となる中、国、県の柔軟な制度運用の下で、瓦屋根の復旧支援などに取り組んでおります。瓦屋根修繕のうち、約7割の方が契約に至るなど一定の目途がついている一方で、現在も見積もり中といった方がおられます。ブルーシートの追加配布を含め、引き続き住民の皆様に寄り添った対応を進めて参ります。
 地震への復旧対応を進める中で、8月1日には、庄内と成田を結ぶLCC(格安航空)ジェットスタージャパンの就航、そして、夏の甲子園では鶴岡東高校がベスト16に入る大活躍で私たちを勇気づけてくれました。
 また、9月にはあつみ温泉が、環境省より国民保養温泉地に指定いただきました。湯田川、湯野浜に続き本市では3か所目、そして県内では7つ目。これにより山形県は北海道と並ぶ全国最多の保養温泉地を持つ県となりました。  
 鶴岡は、山形県沖地震に負けず、力強く歩んで参ります。

 時代は大きく動いています。
 本日から開始される、新潟県・庄内エリア・デスティネーション・キャンペーンは、多くの歴史・自然・文化・観光資源を有する本市への追い風であります。既に、8月に日本版DMO候補法人として登録された「DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー」を設立し、「詣でる・つかる・いただきます」を鶴岡観光の重点テーマに据えて、地域・産業界と連携し、準備を整えております。
 消費税増税への対応も、市内約500店舗で活用できるプレミアム付商品券を0~2歳の子育て世代、住民税非課税世帯分の約2万6千名分をご用意するなど、本日から年度内の利用に向けて対応を進めて参りました。消費税を財源とする幼児教育・保育の無償化への対応にも万全を期して参ります。
 今週末には、来年に迫った2020東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして、齋藤久議長、また企業協賛会の皆様などと共に、モルドバ・ドイツを訪問して参ります。  
 また、今月中旬には、食文化による地域活性化を目指す自治体がつながる「豊かな食の郷土づくり研究会」を本市が中心となり発足させるとともに、和食文化学会、全国産直サミットを本市を主会場に開催するなど、引き続きユネスコ認定の強みを活かした取り組みを進めて参ります。

 結びに、本市では、国内外の情勢変化や諸課題に的確に対応し、今後10年間の新たなまちづくりを総合的かつ計画的に進めるため、第2次鶴岡市総合計画を策定し、「ほんとうの豊かさを追求する みんなが暮らしやすい 創造と伝統のまち 鶴岡」を目指し、今年度よりその実行に取り組んでおります。

 “One Team”、今、ラグビー日本代表のひた向きな姿が私たちの胸を熱くしています。14年前に合併を実現した、鶴岡、藤島、羽黒、櫛引、朝日、温海の各地域に受け継がれてきた伝統の力が相乗効果を発揮し、“One Team”として創造的に発展する鶴岡市を目指して、各種施策に取り組んで参ります。

 本日ご臨席いただきました皆々様の益々のご健勝、ご多幸を心よりご祈念申し上げ、式辞といたします。


 令和元年10月1日  鶴岡市長 皆 川  治

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