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松ヶ岡開墾150年記念事業開始式 市長挨拶(2021年4月7日)

更新日:2021年4月7日

 本日、満開の桜の下、本間新兵衛議長をはじめご来賓各位とともに、松ヶ岡開墾150年の記念事業開始式が行われること、本市を代表しご臨席いただきました関係者各位に衷心より御礼を申し上げます。
 酒井忠久総長、堀誠理事長、そして地元松ヶ岡地区の皆様をはじめ、長年に渡り開墾、保全にご尽力賜りました全ての関係者の皆様に深甚なる敬意を表する次第であります。
 
 苛烈を極めた戊辰の役から2年後、明治3年11月、13代・15代藩主酒井忠篤公は、自ら武屋敷に西郷南洲翁を訪ねておられます。その南洲翁は若かりし時、薩摩藩で農政職の一番下の役目、郡方書役助という役職を約10年につとめたそうです。そのことが、農業・農村の実情を深く理解し、南洲翁の思想に影響を与えたとされております。
 
 明治5年(1872年)に開墾が始まり、今、私たちが立っている場所は、国指定史跡となり、日本遺産となりました。明治から、大正、昭和、平成を経て、令和の御代となり、その歴史を振り返るとき、旧庄内藩士約 3,000 人とともに、南洲翁、臥牛翁、さらには菅原兵治先生をはじめ開墾、そしてその後の農業振興、絹産業の発展を支えた先人たちのご労苦、献身的な取り組みに畏敬の念を抱かざるをえません。
  
 広大な桑畑を拓き、国内最大の蚕室群を建設した先人の意志を引き継ぎ、次世代に継承するため、本市では、「史跡松ヶ岡開墾場保存・活用計画」を 平成30年度に策定し、計画的な保全と振興に努めているところでございます。
 現在、開墾150年の節目に合わせ、4番蚕室を絹織物の展示体験施設とする改修や、開墾場周辺の市道整備、農村公園への駐車場の整備などを推進しているところであり、産業遺産と生活環境が調和するよう引き続き地元はじめ関係者の皆様とともに取り組んで参ります。
 
 結びに、開墾150年は、世界的なコロナ禍の中での節目となりました。今日まで開墾に関係した末裔の皆様が脈々と受け継いでこられた共同の精神は、今さらに大切なものとなっているように思います。有形・無形の資産を維持・発展させるべく本市としても最大限の努力を行うとともに、開墾150年の節目の一連の取組みを、明年の酒井家荘内入部400年にもつなげてまいります。

 松ヶ岡開墾、絹産業、地域の振興に携わる全ての関係者の皆様の今後益々のご活躍とご多幸を心より祈念申し上げ、ご挨拶といたします。
 
令和3年4月7日
 鶴岡市長 皆川 治

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