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令和6年鶴岡市二十歳を祝う会 式辞(2024年1月7日)

更新日:2024年1月9日

 新年明けましておめでとうございます。
 鶴岡市二十歳を祝う会にあたり、ご参列された皆様が、二十歳の節目を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。
 年初のご多用の中、式典にご参列いただきました加藤鮎子内閣府特命担当大臣、尾形昌彦議長をはじめご来賓各位に、厚く御礼申し上げます。また、伝統の技をご披露いただいた鶴岡市消防団「纏隊」の皆様、全国からも高く評価されている鶴岡土曜会混成合唱団の皆様、人生の節目へのエールをいいただき、誠にありがとうございました。
 
 今朝起きると、この冬は雪が少なかった庄内平野が薄っすらと白くなっていました。元旦には大きな地震がありました。今なお救助、救援を待っている能登半島の皆様には、道路が寸断される中、厳しい寒さがやってきました。能登半島地震によってお亡くなりになられた皆様に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 
 昨日、鶴岡市立荘内病院の災害派遣医療チーム(DMAT)が能登半島に派遣されました。医師1名、看護師3名、薬剤師1名、事務担当1名の6名の専門チームです。長かった新型コロナ感染症対応から災害時の命を守る活動まで、私たちの生活は普段は目に見えない、多くの方々の努力によって成り立っていることを忘れることはできません。
 
 鶴岡市では旧税務署の跡地に、荘内看護専門学校の移転新築を進めております。来年4月には実習室や図書室などを充実した新しい校舎で、令和の新時代の看護師の育成を進めてまいります。
 鶴岡南高校、北高校の卒業生も多く参列されているのではないでしょうか。今年4月には、庄内地域では初となる県立の中高一貫校、致道館中学校・致道館高等学校が開校します。荘内藩の歴史を引き継ぐ令和の「致道館」で、個性を伸ばす教育が進められます。
 
 大晦日、私は羽黒山山頂の松例祭に伺いました。精神文化の継承に、いかに若い人たちに参加してもらうかが課題となっています。その一方で、雨交じりの参道で日本の歴史と文化を体験しようとする、外国人の若い男女に出会いました。咄嗟のことで英語はあまり上手く出ませんでしたが、「位上」、「先途」の二人の松聖が控える補屋(しつらいや)を是非訪問すべきだと、身振り手振りを交えて伝えました。歴史・文化は京都や金沢だけのものではありません。出羽三山や黒川能、獅子踊り、在来作物の生きた文化財まで、私たちが住む雪の降る街、城下街全体にこそ、まだ知られていない本当の日本の姿があるのです。
 
 鶴岡の電子デバイス産業が日本のみならず、世界の製造業のなかでも重要な役割を果たしていることを皆さんはご存じでしょうか。製造品出荷額では4,500億円を超え、現在、新たな産業用地の開発にも取り組んでいます。昨年、名誉市民となられた冨田勝先生は、ベンチャー企業が生まれる基盤をつくって下さいました。その基盤を活かして活躍する若い人たちがいます。若い皆さんが活躍できる街づくりに、創造と伝統の街づくりに、当事者の若い世代がもっと参加していただけるよう取り組んでまいります。
 
 結びに、私が阪神淡路大震災のボランティアに参加したのは、大学3年生の春休みのことでした。お祭りの継承、復興や地方創生にも、若い世代の皆さんの行動力が欠かせません。これまで温かく支えてくれたご家族、友人、学校の先生、地域の皆様への感謝の気持ちを忘れず、節目を迎えられた皆さんが自分らしく活躍されることを心よりご祈念申し上げ、式辞といたします。
 
令和6年1月7日
 鶴岡市長 皆川 治

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