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広報つるおか2020.12月号

更新日:2020年11月26日

市長の一筆入魂(35)

 11月5日、みどり町公民館に伺った。10月30日に発生した住宅火災について、今後の対応を説明するためだ。市では突然住む場所を失った方々のために市営住宅のあっせんなどを進めた。残された大きな課題の一つは、焼け残った外壁が落下する危険性があり、通行止めにした市道の規制をいつ解除できるかということだった。建物の所有者と撤去を担当する事業者から、今後のスケジュールを住民の皆さんに直接説明していただいた。また、外壁が落下する可能性のある場所に設置されていたごみステーションをどうするかも課題だった。市では近隣のステーションの活用を提案した。その時、「自分の家の前に設置してもらってかまわない」との声が複数上がった。市道の規制エリアをわずかにずらせば、ごみステーションを設置できることが分かり、話し合いの結果、11月10日以降の収集から申出を頂いた方式が採用されることになった。
 11月8日、主要地方道鶴岡羽黒線「羽黒山バイパス」が開通した。羽黒山神路大橋を渡り出羽三山神社に至る本バイパスは、長年冬期間の通行に課題を抱えてきた地元の方々にとっては、日常生活を豊かにする待ちに待った道路だ。地元手向、羽黒の住民はもとより、鶴岡市民、山形県民、そして出羽三山を心のよりどころとする全国・世界中の人々にとって、誇るべき日本遺産を身近に感じられるすばらしいインフラとなることだろう。
 平成2年度の事業開始から30年、聖なる山々の紅葉の中で行われた式典は、厳かな中に、地元の方々と共に創り上げられた温かなものとなった。明年の出羽三山丑歳御縁年に向けて、羽黒山神路大橋の橋名応募受賞者が参列し、地元小中学生による御神楽舞の披露、手向地区のご家族3代のご夫婦の皆様による渡り初めなど、過去を振り返り、現在を生き、そして未来につながる式となった。秀逸だったのは、羽黒高校アナウンス研究会の阿部光莉さんと今井祐花さんの司会。二人の流れるような心地良い声が会場に響いた。前週の11月2日には、日本海沿岸東北自動車道国道7号大岩川トンネルが貫通している。道路の更なる整備は市の発展に欠かせないものであり、今後ともより良い幹線道路ネットワークの完成に向けて、引き続き国・県と連携して取り組んでいく。
 市行政の特徴は総合行政にある。国の行政機関は担当する分野ごとに、農林水産省や文部科学省といったように、専門性を発揮することに優れている。それに対し、市の行政は、住宅、福祉、廃棄物、道路などなど、住民生活の基礎的なサービスから国や県と連携した専門性の高いものまで幅が広く、正に総合的な行政の展開が期待されている。掛け替えのない一瞬一瞬、毎日を懸命に生きる現場の声を受け止め、できることに取り組む姿勢が重要だ。市民の幸せのために、住民にとって最も身近な行政機関としてその役割を果たしていく。



皆川 治

 

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