企画展示、特別展示
開館15周年記念企画展〈『喜多川歌麿女絵草紙』の世界―歌麿と蔦重―〉
会期:3月28日(金)から9月23日(火)まで
美人画で名声を得た喜多川歌麿は、女が不意にみせる本性に興味を
そそられては筆を握っていた。
歌麿を見出した版元、蔦屋重三郎からの役者絵の依頼を断った歌麿は、
のちに蔦屋が見せた新人絵師写楽の非凡な役者絵におどろきつつも嫌悪感を覚える―。
藤沢周平は、生涯美人絵を描いた
歌麿の好色漢というレッテルをはがしてみたいという気持ちから
『喜多川歌麿女絵草紙』を執筆しました。
自筆原稿や創作メモ、喜多川歌麿の浮世絵を展示し、
江戸の出版界の情勢とともに作品の魅力を紹介します。
◇関連企画
・作家高橋克彦氏インタビュー 期間限定公開
この度の企画展で紹介している、
第5回企画展〈藤沢周平と浮世絵〉図録に掲載した、
作家高橋克彦氏のインタビューを期間限定で
藤沢周平記念館HPにてお読みいただけます。
ぜひ展示とあわせてご覧ください。
期間:令和7年3月28日(金)~9月23日(火)
高橋克彦氏インタビューはこちら
企画展関連インタビュー
ミニギャラリー〈浮世絵に描かれた江戸の名所〉
会期:令和7年3月28日(金)から9月23日(火)まで
浮世絵には、美しい景観、由緒ある場所や風物、人でにぎわう町の様子が描かれています。
『喜多川歌麿女絵草紙』にもその名が登場する江戸の名所を、浮世絵とともに紹介します。
「庄内弁」朗読CDコーナー
サロンでは、方言「庄内弁」が使われている藤沢作品の朗読をお楽しみいただくことができます。(CDプレイヤーを設置しています。)
- 『春秋山伏記』「験試し」(一)
- 『秘太刀馬の骨』「献金隠し」(一)
これまで開催した企画展示と特別展示
- 開館記念特別企画展〈『蟬しぐれ』の世界〉(第1回企画展)
2010年4月29日~11月28日 - 第2回企画展 〈『春秋山伏記』と庄内〉
2010年12月3日~2011年4月17日 - 開館1周年記念特別企画展〈『用心棒日月抄』の世界〉(第3回企画展)
2011年4月20日~11月6日 - 第4回企画展 〈『義民が駆ける』の世界〉
2011年11月9日~2012年9月30日 - 特別展示〈藤沢作品と庄内〉
2012年10月3日~2013年7月2日 - 第5回企画展 〈藤沢周平と浮世絵〉
2013年7月5日~12月17日 - 特別展示 〈藤沢作品と庄内の食〉
2013年12月20日~2014年6月3日 - 第6回企画展 〈『風の果て』の世界〉
2014年6月6日~11月4日 - 第7回企画展 〈藤沢周平と庄内の教学〉
2014年11月7日~2015年3月31日 - 開館5周年記念特別企画展〈作家 藤沢周平の誕生〉(第8回企画展)
2015年4月3日~10月6日 - 開館5周年記念特別企画展〈「海坂藩」のふるさと〉(第9回企画展)
2015年10月9日~2016年3月29日 - 第10回企画展 〈「神谷玄次郎捕物控」の世界〉
2016年4月1日~12月26日 - 没後20年特別企画展 〈藤沢作品の世界〉(第11回企画展)
2017年1月5日~11月28日 - 生誕90年特別企画展 〈『半生の記』をたどる〉(第12回企画展)
2017年12月1日~2018年8月28日 - 生誕90年特別企画展 〈『三屋清左衛門残日録』の世界〉(第13回企画展)
2018年8月31日~2019年3月26日 - 第14回企画展 〈『又蔵の火』の世界〉
2019年3月29日~2019年9月24日 - 第15回企画展 〈藤沢周平と米沢〉
2019年9月27日~2020年3月31日 - 開館10周年特別企画展 〈『橋ものがたり』の世界〉(第16回企画展)
2020年4月3日~2021年3月23日 - 開館10周年特別企画展 〈『蟬しぐれ』の魅力〉(第17回企画展)
2021年3月26日~2022年3月22日 - 酒井家庄内入部400年記念企画展 〈藤沢周平が描いた庄内藩〉(第18回企画展)
2022年3月25日~2022年11月15日 - 酒井家庄内入部400年記念企画展 〈「海坂藩もの」にみる庄内藩〉(第19回企画展)
2022年11月18日~2023年6月27日 - 特別展示〈蓬田やすひろ原画展―藤沢作品をえがく―〉
2023年6月30日~8月29日 - 直木賞受賞50年記念企画展 〈藤沢周平と直木賞〉(第20回企画展)
2023年9月1日~2024年3月20日 - 第21回企画展 〈「獄医立花登手控え」の世界〉
2024年3月23日~9月24日 - 第22回企画展 〈『龍を見た男』の世界〉
2024年9月27日~2025年3月25日