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令和6年度高山樗牛賞・奨励賞受賞者が決定しました

更新日:2024年11月22日

 高山樗牛賞は、庄内が生んだ明治の文豪・高山樗牛の偉業を顕彰し、地方文化の向上に資するため、昭和33年に設けられました。庄内全域を対象として、文芸・評論・作文等の制作事績において地方啓発に著しく功績があった方へ贈られます。
 また、高山樗牛奨励賞は、庄内地方に設置する小学校、中学校及び高等学校に在籍する児童及び生徒を対象に、文芸・評論・作文等において優秀な作品を発表した方に対し授与するものです。

今年度の受賞者を紹介します

高山樗牛賞


池田肇さん

池田 はじめ さん(鶴岡市日出一丁目)
 昭和34年、山形県遊佐町生まれ。「一般社団法人日本劇作家協会」会員。
 平成元年に演劇の台本を書いて以降、作品が演じられ、立体化する様を目の当たりにしてその魅力に惹きつけられました。
 その後も創作を続け、近年は、酒田大火の物語、櫛引地域出身の言語学者 斎藤秀一ひでかつ、横綱柏戸の物語等、庄内地域のゆかりの人物等を題材にして脚本に著しています。地域の隠れた遺産の掘り起こしに成功し、若い世代にも地域の偉人像が生き生きと伝えられるなど、池田さんの積年の文芸活動は地方文化の啓発向上に大きく寄与し、その功績は顕著なものがあります。

高山樗牛奨励賞


佐々木みらいさん

高等学校の生徒の部

佐々木 みらい さん(山形県立酒田東高等学校3年)
 文芸部の副部長として部の活動を支える一方、小説以外にも詩や散文、短歌も創作し精力的に活動しています。
 受賞作品『幸せそうなあなた』は、高校生の主人公が直面する初めての入院生活と非日常での出会いを筆の力を感じさせる丁寧な情景描写で書き綴っています。登場人物と主人公との距離感の表現、人物描写の巧みさにより、心情の動きや様子が読者に分かりやすく伝わります。
 言語に対する豊かで巧みな表現力、多様なジャンルでの創作活動を継続し果敢に挑戦する姿は高く評価されるところであり、今後もさらなる活躍が期待されます。

高山樗牛賞・奨励賞受賞者一覧

これまでの受賞者はこちらからご覧いただけます。

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電話:0235-57-4866
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