12誘導心電図伝送システムの運用開始について
更新日:2020年12月21日
突然死の原因である、急性心筋梗塞等の心疾患については、医療機関において速やかな診断と適切な治療が重要となります。鶴岡市では、救急隊が救急現場において12誘導心電図を測定し伝送することにより、医療機関の医師がいち早く心電図データを閲覧し、急性心筋梗塞等の循環器疾患を判別できる伝送システムを導入しました。同システムの導入により、地域住民の救命率・社会復帰率向上への貢献が期待されます。
〇伝送システムの導入による効果
救急隊が現場で心電図を測定し伝送することで、医師が早期に閲覧・判断が可能。救急隊が病院へ到着するまでの間、治療の準備が進められ、治療までの時間が短縮されることで傷病者の救命率の向上へ繋げることが期待されます。
救急車内での心電図測定
〇12誘導心電図とは?
病院での検査や健康診断で使用され、胸や手足に電極を付け、心臓からの電気信号を記録するもので、急性心筋梗塞等の循環器疾患を判別するために有用です。
12誘導心電計
12誘導心電図
〇システムを運用している車両や地域について
鶴岡市消防本部で運用している8台の救急車全てにシステムを搭載し、主な搬送先である市立荘内病院、鶴岡協立病院で医師の閲覧が可能となっています。また、酒田市の日本海総合病院、庄内町の庄内余目病院においても同システムを導入していますので、庄内地域一円での運用が可能となっています。
お問合わせ
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鶴岡市役所 鶴岡市消防本部
〒997-0857 山形県鶴岡市美咲町36番1号
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