人と環境にやさしい堆肥を製造 鶴岡市藤島エコ有機センター
更新日:2023年11月7日
鶴岡市藤島エコ有機センターは、平成16年にオープンした藤島地域添川にある公立堆肥センターです。堆肥は特殊肥料の1つで、主に土づくりに使う土壌改良剤です。鶴岡市藤島エコ有機センターでは、臭気の少ない高品質な堆肥を製造しています。
循環型社会イメージ図
鶴岡市藤島エコ有機センターの役割
鶴岡市藤島エコ有機センターでは、地域の畜産農家等から搬入された家畜のふんやもみ殻、米ぬかなどの原料から堆肥を製造しています。
堆肥は地域の田畑に散布されて、地力が向上。農作物の生育が促進されます。
畜ふんも適切に処理されることで畜舎などが衛生に保たれ、家畜も元気に育っていきます。
こうして農作物や食肉が市場へ出荷されていきます。
鶴岡市藤島エコ有機センターの堆肥「ハイパー有機GT」
鶴岡市藤島エコ有機センターでは、庄内地域で育った牛や豚のふんと鶴岡市産の籾殻や米ぬかなどを原料に、消臭剤や添加物を使用せず安心・安全な有機JAS規格適合の堆肥を製造しています。その名は…「ハイパー有機GT」!
※GTは「牛(ぎゅう)」、「豚(とん)」の頭文字。
水分量が少なく、手にくっつきません!
堆肥の効用
堆肥は主に土壌改良、いわゆる土づくりのため使用します。堆肥を散布することで、土壌が柔らかくなり、水はけ、水持ち、保肥力が向上し、農作物の収量の増加が期待できます。
また、肥料成分も含んでおりますので、肥料の施肥量見直しが図られます。
原材料
- 牛、豚のふん
- 籾殻
- 米ぬか
- おが屑
堆肥の特徴
- ふんわり軽い
- 臭いが少ない
- 高温発酵で病原菌や雑草の種子が残っていない
- 有機JAS適合資材
成分
- 水分 27.6%
- PH 7.9
- 窒素全量 1.8%
- 燐酸全量 2.2%
- 加里全量 3.0%
- 炭素率 21.4
製造工程
(1)原材料をホッパーに投入
専用の原料投入ホッパーに家畜のふんを入れます。水分調整のためもみ殻なども投入し、スクリューで混ぜながら運びます。
(2)専用装置で加圧混練!
これが臭い対策の切り札「エコハーズ(加圧混練機)」!原料に圧力を加えながら混ぜることで水分量が減少し、発酵が促進されます。この下処理で臭気が軽減されます。
(3)一次発酵
一次発酵槽で
(4)二次発酵
堆肥を二次発酵棟に移動させて、さらに発酵。(1)の行程から約1か月で完熟堆肥の完成。
1立米用フレコンや小売店用30リットル入小袋に詰めて出荷します。
製品
バラ販売
鶴岡市エコ有機センターで1立米単位で販売しています。
指定した場所(田畑)への配達もできます(配達料別途)。
- 価格
1立米/3,080円(税込み)
- 配達料
藤島地域/2,050円(税込み)
※その他の地域については鶴岡市藤島エコ有機センターまたは藤島庁舎産業建設課へお問い合わせください。
小袋販売
1袋30リットル入りの小袋。扱いやすいサイズで、家庭菜園にもおススメです。
以下の小売店で取り扱っております。金額は各店舗にお問い合わせください。
JAグリーンふじしま店
- 所在地/鶴岡市藤島字矢立57-2
- 電話番号/0235-78-3871
JAグリーン資材館
- 所在地/鶴岡市矢馳字上矢馳255
- 電話番号/0235-25-6633
JAグリーン西郷店
- 所在地/鶴岡市下川字龍花5-1
- 電話番号/0235-76-2355
施設概要
名称
鶴岡市藤島エコ有機センター
所在地
山形県鶴岡市添川字西山173番地
施設
- 牛・豚糞一次発酵棟 1,769.3平方メートル
- 二次発酵・保管庫 939.1平方メートル
- 畜糞処理棟 479.5平方メートル
- 管理棟 30.6平方メートル
牛豚糞一次発酵棟外観
二次発酵・保管棟外観
鶏糞処理棟外観
管理棟外観
処理方式
加圧混錬、スクープ式
電話番号
0235-64-3003
お問合わせ
メールでの回答が必要な場合は、住所・氏名・電話番号を明記してください。
鶴岡市役所 藤島庁舎 産業建設課
〒999-7696 山形県鶴岡市藤島字笹花25番地
電話:0235-64-2111
FAX:0235-64-5847