藤の花について
更新日:2016年6月16日
日本一ふじの里づくり
平成5年に藤島町総合計画「日本一ふじの里づくり」が策定され、ふじロードや藤島体育館周辺の公共施設に藤を植樹するとともに、新築世帯に藤の苗をプレゼントする等、藤の普及にも取り組んできました。
その結果、平成12年の調査で「藤の世帯普及率」が54.9%にのぼり、藤島の世帯の半数以上に藤が普及された事が判明しました。それを受けて「藤の普及率日本一」を宣言し、藤島庁舎前にモニュメント「ふじ薫る豊饒の大地」を設置しました。
藤島地域の藤について
ふじの花祭り
ふじの花まつり会場の様子
藤島地域(旧藤島町)には、それまで春の祭りがなかったため、昭和60年に「花とみどりのふれあいまつり」として始まり、平成4年からは「藤」にこだわって「ふじの花まつり」と名前を改めて現在に至っております。
現在は、市民が丹精込めて育てている藤の盆栽100鉢以上を集めた盆栽展をメインに、俳句大会、呈茶、ミニコンサート、アクセサリー制作体験、むかし話語り、藤見の宴(ふじみのうたげ)などを実施し、4,000人以上の来場をいただいております。
藤島体育館の藤棚
藤島体育館の藤棚
平成8年に竣工した藤島体育館の敷地3.4ヘクタール(約10,000坪)に約400メートルの藤棚が設けてあります。
カピタン藤(紫・白)、野田一歳藤、本紅藤、昭和白藤など7種類56本が植えつけられています。
カピタン系の早咲きから昭和白藤などの遅咲きまで開花時期が異なることから、3週間ほど美しい花を楽しむことができます。
藤の開花判定(藤前線)
埼玉県春日部市で藤の開花状況を示すため「藤前線」を提唱し、全国各地の開花状況をホームページで「藤前線情報」として公表しています。当藤島地域もこの「藤前線情報」に参加し、藤島体育館周辺の藤棚の状況を情報提供しております。
開花状況の判定
開花
標準木の藤棚において、棚の大きさに応じ、10から20の花の開花を確認した日
3分咲き
標準木のうち最も生育の早い花房が全長のおおむね3割、開花したとき
6分咲き
上記花房が、全長のおおむね6割、開花したとき
見ごろ
上記花房が7から8割、開花したとき
見ごろすぎ
上記を過ぎたころ
「見ごろ」については藤の場合、花房の先まで咲いた頃には房本から落花が始まっています。従いまして、7から8割開花した状態を「見ごろ」と設定しております。
藤の種類について
藤には色や花の形、花房の長さが異なる様々な種類がございますが、園芸用に利用されている藤は主に日本原産の野田藤(ノダフジ)と山藤(ヤマフジ)、中国原産の支那藤(シナフジ)が主とされております。
ここではいくつかの種類を紹介いたしますので、藤を見る時の参考にしてみては如何でしょうか?
野田藤
フジの代表的な系統。花の色は藤紫色で花房の長さは20~50cm。
野田長藤
棚仕立て用の代表的な系統。花の色は濃い藤紫色で花房の長さは50~80cm。
九尺藤
牛島の藤が原産。花の色は青紫色で花房の長さは最大で200cmにも及ぶ。ただし長い時間が必要。
白野田藤
野田藤系統。花の色は白色で花房の長さは30~60cm。遅咲き種。
口紅藤
棚仕立て用の代表的な系統。花の色は淡紅色で花房の長さは30~50cm。次第に白色に変わる。
本紅藤
アカバナフジ系統。花の色は紅色で花房の長さは30~40cm。やや遅咲き種。
新紅藤
アカバナフジ系統。本紅藤とほぼ同様だが、やや小輪で花房が密につき、花弁に光沢がある。
海老茶藤
アカバナフジ系統。花の色は紫色と紅色の中間で花房の長さは50~60cm。成長は遅め。
八重黒龍藤
別名牡丹藤とも呼ばれる珍しい八重咲種。花の色は紅紫色で花房は20~30cm。
黒龍藤
八重黒龍藤の元とも言われる。花の色は濃紫色で花房の長さは30~50cm。若いうちから花をつける。
カピタン藤
ヤマフジ系統。花の色は紫色で花房は10~15cm位と短い。甲比丹と書いてカピタンと読む。花美短とも。
岡山一歳藤
カピタン藤の色変わりともいわれる。花の色は鮮紅紫色で花房の長さは15cm前後。花つきが特に良い。
白カピタン藤
ヤマフジ系統。白い花の色以外はカピタン藤と同様。
昭和紅藤
ヤマフジ系統の改良品種。花の色は鮮やかな紅色で花房は10~15cm。赤カピタンとも呼ばれる。
緋ちりめん藤
ヤマフジ系統。短い丈と名前の通り美しいピンク色が特徴的。
麝香藤(じゃこうふじ)
シナフジとフジの交配品種といわれる。ジャコウに似た香りが特徴。花の色は白色で花房は20~30cm。
お問合わせ
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鶴岡市役所 藤島庁舎 産業建設課
〒999-7696 山形県鶴岡市藤島字笹花25番地
電話:0235-64-2111
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