黒川能の里「王祇会館」は国指定重要無形民俗文化財「黒川能」を広く紹介する展示機能と、イベントや研修など地域住民の交流や生涯学習の機能を併せ持つ施設です。

展示室では、毎年2月1日から2日夕方まで夜を徹して行われる王祇祭の稚児舞「大地踏」を実物大の人形で再現しているほか、視聴覚室では「王祇祭」「黒川能の1年」「水焔の能と蝋燭能」「豆腐祭　－昭和41年－」の4本の番組を大型スクリーンで見ることもできます。

また、これまで黒川能伝習館で行っていた上座、下座、春日神社所蔵の装束や能面などの展示、書籍、黒川能グッズの販売も王祇会館に移転しました。

館内には文化勲章受章者の森田茂画伯から開館記念として寄贈された80号の油絵「知盛」も展示されておりご覧いただくことができます。

希望に応じて、仕舞上演も行います。（予約制）

※「黒川能伝習館」の貸館は、引き続き行っております。
　可動式の能舞台（3間×3間）も備えてありますので、能稽古、コンサート、ギャラリー等多目的にぜひご利用ください。