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尿もれ予防

更新日:2026年5月28日

尿もれとは

女性はもともと尿道が短く、出産の経験や加齢により、尿道を閉める筋肉や、
骨盤の底を支える骨盤底筋群こつばんていきんぐんが弱くなり、尿失禁が起こりやすくなります。
また、男性は前立腺肥大症を原因とした尿失禁が起こりやすいです。
他には、ストレスや、神経回路の障害で尿失禁が起こる場合もあります。


尿失禁は多くの方が経験し、悪化すると、トイレが心配で外出がおっくうになる、人の集まるところに行きたくないなど、社会生活にも支障をきたします。

尿もれ(尿失禁)の種類

腹圧性尿失禁ふくあつせいにょうしっきん

腹圧性尿失禁は、くしゃみや咳をしたとき、重い物を持ち上げたとき、階段を上り下りしているときなど、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまう症状です。出産や加齢をきっかけに骨盤低筋群が弱くなり、尿道が緩むことで発症し、女性の尿失禁の中で最も多いといわれています。ひどくなると、歩いているときや座っているときなど、日常生活の中や、安静にしているときにも起こります。

溢流性尿失禁いつりゅうせいにょうしっきん

溢流性尿失禁は、尿を出したくてもうまく出せないのに、尿が少しずつ漏れ出てしまう症状です。最初は尿がうまく出せずに時間がかかる、尿線が細くなるといった症状がみられ、ひどくなると力を入れないと排尿できない、排尿しても残尿感がある、頻尿になる、尿を出せなくなることで溢れるように漏れ出す状態になります。

切迫性尿失禁せっぱくせいにょうしっきん

切迫性尿失禁は、急に尿がしたくなり我慢できずに漏れてしまう症状です。膀胱が敏感になり、何度もトイレに行きたくなる、急にトイレに行きたくなる、など、日常生活に支障をきたしやすい状態です。

機能性尿失禁きのうせいにょうしっきん

機能性尿失禁は、排尿機能は正常であっても、歩行障害などの身体運動機能の低下や、認知症が原因でおこる尿失禁です。障害により、トイレが間に合わない、排尿できない、といった状態になります。この尿失禁は高齢者の方に多く見られる症状ですが、適切な環境整備や支援を受けることで改善することもあります。

尿もれの予防と改善

骨盤底筋群を鍛えよう

弱った骨盤底筋群をきたえることで、腹圧性尿失禁や、一部の切迫性尿失禁を予防することができます。


椅子に座って、からだをまっすぐ立て、お腹に力が入らないようにします。


机に手をついて、手足を肩幅に開き、背中はまっすぐ伸ばし顔も上げます。肩とお腹の力を抜きます。


仰向けになり、力を抜いて両ひざを立て、足を肩幅に開きます。下腹部に手を当てます。


うつ伏せになり、ひじとひざをつき、つま先を立てます。背中をまっすぐ伸ばし、手で頭を支えます。

肛門の周りの筋肉をゆっくり5秒間強く締め、ゆっくり緩めるという動作を繰り返し行います。
呼吸を意識して、力を抜いてリラックスして行いましょう。
尿失禁予防には、1日10回を4回、尿失禁改善には、1日20回を4回目標に取り組んでみましょう。
また、普段の生活から肛門周りの筋肉を意識してみましょう。

日常生活を工夫しよう

★水分補給・飲み物の工夫
水分補給をしっかりと行いましょう。利尿作用がある炭酸飲料やカフェイン、アルコールは尿もれの悪化につながるため、控えめにしましょう。
★可能な範囲で排尿をがまん
膀胱に尿をためる力を保つ練習を行うことで、トイレの間隔を伸ばすことができます。主に切迫性尿失禁の方に効果があるといわれています。今より5分長くがまんしてみるなど、自分が取り組める範囲でためる練習をしてみましょう。
★肥満・便秘予防
肥満や便秘は骨盤底筋群へ負担がかかり、尿もれの悪化につながります。適正体重を保ち、便秘になりにくいような習慣を意識しましょう。
★冷えの防止・適度な運動
身体が冷える、運動不足などで血流が悪くなると、膀胱や尿道の働きが悪くなり、尿もれの悪化につながります。特に下半身を意識して温めて冷えを防止し、適度な運動を行いましょう。
★尿もれの対策
吸水タイプのナプキンなど、尿もれ対策グッズを上手に活用し、安心して生活を送りましょう。

改善しないときは泌尿器科を受診しましょう

骨盤底筋群体操をしても改善が見られないときは、早めに泌尿器科に相談をしましょう。
相談することにためらいを持つ方もいるかもしれません。しかし、尿もれは誰にでも起こりうる身近なものであり、多くの方が経験するものです。
受診して治療を行うことで、改善する尿失禁も多くあります。
きがづいたときから早めに対策をしていきましょう。

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