ごみ発電の取組
更新日:2025年1月23日
鶴岡市ごみ焼却施設「つるおかエコファイア」では、ごみを焼却する際の熱を利用して発電を行っています。
ごみ発電の仕組み
ボイラー
タービン
鶴岡市と三川町から発生する可燃ごみは、鶴岡市ごみ焼却施設「つるおかエコファイア」で焼却処理しています。その際に発生する熱を利用してボイラー設備で水を蒸気にし、その力でタービンを回すことで電力を生み出しています。
発電量は年間約2万MWh(メガワットアワー)であり、これは一般家庭約6,700世帯が1年間に使用する電力に相当します。
この仕組みは、化石燃料をほとんど使わずに発電できる環境にやさしい発電方法です。
発電した電力の活用
発電した電力は、約3分の1を敷地内の施設で利用しているほか、残り3分の2の余剰電力は電気事業者に売電しています。
発電量・売電量・売電収入の実績
発電量・売電量・売電収入の推移
敷地内での場内利用
鶴岡市ごみ焼却施設や、隣接する鶴岡市し尿処理施設の設備などの電力として場内利用しています。これにより、敷地内の使用電力をほぼ賄うことができています。
FIT(固定価格買取制度)による売電
つるおかエコファイアで焼却するごみのうち、生ごみや剪定枝などのバイオマス系のごみが約6割を占めています。
これらのごみを燃やして発電された電力は、太陽光発電や風力発電、水力発電などの再生可能エネルギーと同様にFIT(固定価格買取制度)の買取対象となり、東北電力ネットワーク株式会社に売電しています。
電力の地産地消
電力供給証明書
つるおかエコファイアで焼却するごみのうち、残りの約4割は化石燃料由来の廃プラスチック系のごみです。
これらのごみを燃やして発電された電力は、FITの買取対象とはなりませんが、化石燃料をほとんど使わずに発電できるという価値を持っています(非FIT非化石価値)。
これらの電力は株式会社やまがた新電力に売電し、市内の小中学校30校などに、非FIT非化石証書つきで供給しています。
グリーン電力証書の活用
グリーン電力証書
敷地内で場内利用した電力のうち、バイオマス系ごみを燃やして発電された約6割の電力が持つ環境価値を抜き出し、グリーン電力証書として販売しています。
グリーン電力証書を購入した事業者等は、その分だけ再生可能エネルギーを使用しているとアピールすることができます。
発電所カードについて
発電所カード
ごみ焼却施設「つるおかエコファイア」の発電所カードを、施設内にある廃棄物対策課事務室で配付しています。
ご所望の方は廃棄物対策課職員までお声がけください。
関連リンク
お問合わせ
メールでの回答が必要な場合は、住所・氏名・電話番号を明記してください。
鶴岡市役所 廃棄物対策課
〒997-0011 山形県鶴岡市宝田三丁目13番6号
電話:0235-22-2848
FAX:0235-22-2879
