令和4年 市長新年賀詞(2022年1月4日)
更新日:2022年1月4日
令和4年 市長新年賀詞
新年明けましておめでとうございます。
寅年、令和4年の新春にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
まず始めに、私の政治活動に関して、法令に対する理解・認識の甘さにより、皆様の信頼を損なうこととなったことについて心よりお詫び申し上げます。
さて、一昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、本市では、ワクチン接種の推進や、社会経済対策など、直面する課題への対応に取り組んでまいりました。
一時沈静化の傾向があったものの、国内でも新たな変異株「オミクロン株」が確認され、その感染拡大が懸念されております。大晦日には本県でも初めて確認されたところであり、市民の皆様、事業者の皆様には、今後も感染拡大防止対策の徹底へのご協力をお願い申し上げます。
3回目のワクチン接種につきましては、国の方針に基づき、医療従事者への接種が12月に開始されており、今月から高齢者施設の入所者の皆様への接種が行われます。昨年6月に2回目の接種をした高齢者の皆様には来月2月2日から、当初の予定を1週間前倒して、以降、順次接種を進めてまいります。
また、山形県PCR自主検査センターが荘内病院に設置されることとなりました。このセンターは、新型コロナの感染拡大地域との往来などにより、感染に不安を持つ方が検査を受けられるようにするものであり、県からの委託に基づき、運用開始に向けて準備を進めているところです。
本市では、国、県の方針を踏まえ、引き続き、「感染拡大防止」と「社会経済活動」の両立を目指した対策を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
昨年は、東京オリンピックで活躍された中村美樹選手、プロ野球選手を引退し市民栄誉賞を受賞された長谷川勇也氏に熱い感動をいただいた年でもありました。
本市におきましては、新たなごみ焼却施設や羽黒山随神門前ポケットパーク、一般廃棄物最終処分場、JA鶴岡だだちゃアリーナなどの整備、がんメタボローム研究の2期プロジェクトのスタートなど、関係各位のご協力のもと、各般の取組みを推進できましたことに厚く御礼申し上げます。
本年は、酒井家庄内入部400年の節目の年であり、各種記念事業を展開してまいります。昨年末には、鶴ヶ岡城の遺構として、二の丸大手前の角馬出(かくうまだし)の一部と推定される石積み等が発見されたところであり、今後入部400年事業の中での展示等について検討してまいります。また、4月には、松ヶ岡開墾場で絹織物体験施設がオープンいたします。荘内藩ゆかりの様々な歴史・文化資源を活かしながら、鶴岡公園と周辺地域の歴史文化の継承、観光振興、庄内地域のミュージアム連携など、庄内の歴史を知り、庄内の精神・価値を学び考える取り組みを推進してまいります。
また、昨年、慶應義塾大学先端生命科学研究所が開設20周年を迎えたところであり、今年の秋には、サイエンスパークに先端研究産業支援センターの新棟が完成いたします。4つの高等教育機関が集積する強みを活かし、高度な研究教育と連携したベンチャー・新産業の創出、地元定着の促進に向け更に取り組んでいく必要があります。
奨学金返済支援制度「つるおかエール」の充実や、多様で質の高い雇用を生み出す新たな産業用地開発の推進、デジタル化やつるおかSDGs推進パートナーによる官民連携の促進など、若者・子育て世代の応援に重点をおきつつ、各般の施策を実行してまいります。
3つの日本遺産、豊かな自然、食文化に恵まれた創造と伝統の街である本市には、「誰一人取り残さない」SDGs未来都市をリードしていく役割が求められております。みんなが暮らしやすい、城下のまちづくりの推進に向け、引き続き皆様からのご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。結びに、市民の皆様、また日頃より本市をご支援いただいておりますご関係者の皆々様のご健勝とご多幸を衷心よりご祈念申し上げまして、年頭にあたっての賀詞といたします。
令和4年1月4日
鶴岡市長 皆川 治
お問合わせ
メールでの回答が必要な場合は、住所・氏名・電話番号を明記してください。
鶴岡市役所 総務課
〒997-8601 山形県鶴岡市馬場町9番25号
電話:0235-35-1114
FAX:0235-24-9071
