令和3年 市長新年賀詞(2021年1月4日)
更新日:2021年1月4日
新年明けましておめでとうございます。
令和3年の新春にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症への官民を挙げての対応が迫られる中で、令和2年7月豪雨や、年末の豚熱(CSF)の発生など、危機管理が問われた1年となりました。
新型コロナウイルス感染症につきましては、3月に小中学校が一斉に臨時休校となり、4月には本市でも感染者が確認され、地域の日常生活、経済活動に大きな影響が生じました。
11月中旬以降、庄内、鶴岡において再び感染が拡大したところであり、年始においても警戒を怠ることはできない状況です。市民の皆様には、こまめな手洗い、マスクの着用、3つの密を避けるなど、「新しい生活様式」を徹底していただきますようお願いいたします。また、事業者の皆様にも、業種別の感染拡大予防ガイドラインの徹底をお願いいたします。
その上で、感染された方やその御家族、職場関係者、医療従事者などに対する心無い言動やSNSでの書き込みなど、差別や偏見、いじめなどは決して行わないよう、改めてお願いいたします。
恒例の新年名刺交換会につきましては、感染拡大防止の観点から、1月4日に予定しておりました会場での開催をとりやめ、オンライン方式で開催することといたしました。感染の予防対策と社会経済活動の両立を図る必要があることから、今後も各種行事、イベント等については、内容、方式を工夫しつつ取り組んで参ります。
さて、昨年、市町村合併から15周年を迎えた本市では、日沿道の大岩川トンネルの貫通、出羽三山丑歳御縁年に先立つ羽黒山神路大橋を含む羽黒山バイパスの開通など、地域のインフラ整備の進展が見られました。
本年は、松ヶ岡開墾150年の節目の年であり、市としてもこれに合わせた蚕室や市道等の整備を進めてまいります。また、サイエンスパークにおけるレンタルラボ20室の拡張や、鶴岡市立農業経営者育成学校(SEADS)第2期生の受け入れに取り組みます。
東京オリンピック・パラリンピック後の秋には、鶴岡大山工業団地内に屋内多目的運動施設のオープンも予定しております。更には、新たなごみ焼却施設の稼働に合わせた熱エネルギーの発電への利用など、ゼロ・カーボンシティに向けた取り組みを強化するとともに、あつみ温泉開湯1200年、東北DCの展開や、来年の酒井家庄内入部400年に向け、観光・地域活性化の取組みを推進してまいります。
誰一人取り残さないことを誓う国連の持続可能な開発目標「SDGs」。本市は、歴史・文化・自然それぞれの豊かな地域資源を活用した取組みが評価され、昨年7月に内閣府からSDGs未来都市に選定いただきました。引き続き、3つの日本遺産や食文化などを最大限に生かしながら、対話と協働による地方創生をリードするまちづくりに取り組んでまいります。
結びに、デジタル化の進展を含む新しい日常への転換が求められる中で、魅力的な働く場所を生み出す産業の振興、各地域の個性を活かした街づくり、移住・定住の促進など子育て世代に選ばれる施策を推進して参りますので、引き続き皆様からのお力添えを賜りますようお願い申し上げますと共に、市民の皆様、また日頃より本市をご支援いただいておりますご関係者の皆々様のご多幸を衷心よりご祈念申し上げまして、年頭にあたっての賀詞といたします。
令和3年1月4日
鶴岡市長 皆川 治
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