ラムサール条約登録湿地「大山上池・下池」
トピックス
◆プロモーション動画が完成しました!
2018年のラムサール条約登録10周年を記念し、上池・下池の四季を紹介するプロモーション動画を作成しました。ドローンを用いて撮影した美しい映像と、関係者のインタビューを交えて編集した内容で、まだ訪れたことがない方、行ったことがあるけれど他の時期の様子も見てみたい方にぜひご覧いただきたい内容となっています。
ドローンでの撮影にあたっては、法規制を順守のうえ、飛翔高度と距離・撮影時期・撮影時間等について、野鳥を中心とした野生動物に配慮しながら実施しました。
↓↓ 下の画像をクリックすると、Youtubeの動画ページが開きます ↓↓
◆パンフレットが完成しました!
大山上池・下池を紹介するパンフレットが完成しました。
池の基礎情報や周辺でみられる野鳥、過去から現在にかけての池の利用と活用について記載されています。
◆頒布場所
・鶴岡市環境課窓口(市役所本庁舎6階)
・鶴岡市自然学習交流館ほとりあ
◆ダウンロード
大山上池・下池パンフレット(A3×4ページ、pdfファイル、3.3MB) (PDF:3,333KB)
ラムサール条約とは
ラムサール条約とは、湿地の保全と賢明な利用を目的とした国際条約です。正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、1971年にイランのラムサールで条約が締結されたことからこの名前で呼ばれています。
日本国内では、2019年時点で52か所の登録湿地があり、「大山上池・下池」は「定期的に2万羽以上の水鳥を支える湿地」という国際的選定基準を満たし、2008年に山形県唯一の条約湿地に登録されました。
大山上池・下池について
◆概要
大山上池・下池は、山形県鶴岡市西部の大山地区にある、大小2つの淡水ため池です。現在も農業用水として使われており、江戸時代の絵図にも描かれていることから400年近い歴史があると考えられています。
◆四季のみどころ
春【見ごろ:3月中旬~4月中旬】
下池の背後にそびえる高館山(たかだてやま)は、標高274mの低山ながら広葉樹が多く、特に早春季に咲く花々を見られる散策に人気があります。また、両池の間に位置する大山公園は桜の名所としても知られています。
夏【見ごろ:8月中旬】
上池では、お盆の頃になると池一面にハスの花が開きます。ハスの花は、収穫の権利を持つ浮草組合の皆さんによって刈り取られ、盆花として用いられます。
秋【見ごろ:10月下旬~11月上旬】
10月上旬頃、両池には大陸から渡ってきたコハクチョウやマガモを中心とする冬鳥が集まり始めます。日暮れの時刻、周辺の田んぼで餌を食べていたコハクチョウがねぐらである両池に戻ってくるのと併せ、日中池で休んでいたカモたちが餌を求めて飛び立っていきます。池の上で交差する水鳥の乱舞は非常に迫力があります。
また、11月上旬は高館山の紅葉が盛りで、池の水鳥と背景の紅葉、そして青空と鮮やかな景色を楽しむことができます。
上池・下池の四季の見ごろ
◆現地へのアクセス
大山上池・下池の野鳥の観測状況
大山上池・下池の野鳥の観測情報は、東北地方環境事務所より情報提供いただいており、鶴岡市自然学習交流館ほとりあのホームページ(外部サイト)で公開しております。
◆参考URL等
下池のほとりにある自然学習施設です。入館無料(火曜休館)、トイレは24時間使用可能です。周辺散策の際にはぜひお立ち寄りください。
Oyama Kami-ike and Shimo-ike (Ramsar Sites Infomation)
お問合わせ
〒997-8601 山形県鶴岡市馬場町9番25号
電話:0235-25-2111
FAX:0235-22-2868
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