第4回 佐藤友介さん(株式会社佐藤工務)
更新日:2024年9月30日
総合建設業である株式会社佐藤工務で「林業事業部」を立ち上げた副社長の佐藤友介さん。林業で森林資源の循環・利活用を行うことで、CO2の吸収・温暖化防止などの環境保全や地域貢献に取り組んでいる佐藤さんに、林業との出会いや今後の展望などを伺いました。
はじめに「株式会社佐藤工務」について紹介してください。
佐藤工務は1954年に創業し、今年で70周年を迎えた会社です。
私の祖父である佐藤 友吉が力を入れた農業土木工事に始まり、現在は土木工事や建築工事といった総合建設業だけではなく、不動産業や損害保険代理業、林業といった地域のまちづくりに必要不可欠な事業にも多くのご縁があり、携わっております。
「佐藤工務」が林業事業部を立ち上げた理由を教えてください。
自然環境の保全をテーマにした新規事業を計画していた時です。偶然に林業に詳しく、後に会社の仲間となる方々との出会いがありました。また、多くの学びがありました。
荒廃林に的確な施業をする事で、高いCO2吸収率が期待できること。つまり、温暖化が 引き起こす自然災害の被害軽減といった地域への貢献ができる。林業に携わる人が少ないというビジネスの可能性、費用対効果を鑑み、これだと思い事業化になっております。
伐採したスギ丸太の集材の様子
薪の販売も行っています
仕事に取り組む上で大切にしていることを教えてください。
私は先の目標や成果(会社の実績)だけではなく、一緒に仕事に取り組む仲間が自己成長出来ているのか、満足な業務環境になっているのかという分析をして、積極的な改善を図り、社内外の環境づくりを大切にしています。
課題や苦労していることはありますか。
課題としては、人財育成です。以前より自然災害が発災する頻度が増えております。持続可能な地域づくりをいち早く、より広範囲で達成できるように、森林施業を推進する必要があります。そのためにも、会社の仲間ひとりひとりの技術力向上を早く発揮して参りたいと考えています。
今後の展望、チャレンジしたいことを教えてください。
佐藤工務の仕事により良い面白さといった付加価値を生み出したいと思います。
例えば、林業部門であればグランピング施設の開発や自然再生可能エネルギー事業への協力といった今を十分に理解し、やりがいのある仕事を積極的に進めていきたいです。
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