第3回 齋藤寛子さん(四季菜ファーム)
更新日:2024年8月27日
宮崎県出身の37歳、結婚を機に24歳で鶴岡に移住。その後、就農し旦那さんと一緒に鶴岡で農業を続けている齋藤寛子さんに、農業に対する想いや今後の展望などについてお話を聞きました。
はじめに、経営内容について教えてください
新規参入で就農して今年で6年目になり、私が経営者となり夫婦で一緒に農業をしています。長ネギを中心に、主に露地野菜を栽培しています。昨年から業者と契約をして加工用トマトの生産にも取り組んでいます。今年からフキノトウの生産も再開し、年明け1月から収穫予定です。
農業を始めようと思ったきっかけを教えてください
元々祖父母が農業をしていたことや、父が農業大学校の先生をしていたことで、幼少期から農業への興味はありました。高校卒業後は、地元宮崎県の農業大学校に入学し、卒業後に国際農業者交流協会の農業研修を利用してアメリカに行き、この研修で主人と出会い結婚しました。結婚を機に主人の出身地である鶴岡に住み始め、主人が先に就農し、私も一緒に農業経営を始めることにしました。
加工用トマトの収穫の様子
収穫した加工用トマト
仕事をする上で大切にしていることを教えてください
自信を持ってどこにでも出荷できるよう野菜作りを心掛けています。特にネギは産直や飲食店に直接卸しているので、消費者の声を直接聞く機会が多いです。「美味しい、きれいなネギをありがとう」と言われるととても励みになります。味が良いのは当たり前で、鮮度や見た目など、できるだけ買っていただいた方に喜ばれるネギを出荷することを心掛けています。
ネギは市内外の飲食店や産直に卸しています
ネギの皮剥き作業の様子
課題や苦労していることはありますか
ゼロベースからのスタートだったので、作業場や機械、農地などを取得することがとても大変でした。実は作業場は今借りている場所で4カ所目です。周りの農家さんの力を借りてなんとかやってきましたが、いずれは自分たちの作業場を建てたいと考えています。また、機械も足りないものがまだあるので、これから投資していかなければならないと考えています。
大事にしている言葉等はありますか
四季菜ファームのマークにかけて、「物の整理・時間の整理・思考の整理・心の整理」を意識しています。全て整わないと気持ちに余裕も生まれないので、整理整頓を心掛けて日々野菜作りに励んでいます。
今後チャレンジしていきたいことはありますか
高温障害や大雨などの災害があり、農業だけで生計を立てていくことは難しいので、農業+αで何かしたいと考えています。主人の母がおにぎり屋さんをしているので、そこを引き継ぐような形で農業+おにぎり屋さんなどを開いてみたいです。自分が育てた野菜でおにぎりの具を作って販売するのもいいかなと考えています。
お問合わせ
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鶴岡市役所 農政課
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