地域のまちづくり活動についてお知らせします 【まち活掲示板】
更新日:2023年4月18日
鶴岡市には、町内会や自治会など463の単位自治組織と、33の広域コミュニティ組織(コミュニティ振興会、自治振興会等)があり、地域のまちづくりの活動主体として取り組んでいます。
近年、多くの地域コミュニティでは、役員の高齢化や固定化、価値観の多様化や帰属意識の低下など社会状況の変化に伴い、活動の担い手不足が一層深刻さを増す傾向にあります。一方、地域の将来像や活動計画を描いた「地域ビジョン」づくりを通して、住民同士が地域の将来のことを話し合い、地域の特性や事情を踏まえた住民主体による地域づくりで成果をあげている地域も現れています。
目 次
1. 活動レポートを紹介します ~「まち活通信」から~
- まちづくり活動をお知らせする広報紙「まち活通信」では、地域のコミュニティ活動の工夫や独自の取組みなどを紹介しています。「まち活通信」から3事例を紹介します。
「まち活通信」Vol.1はこちら(PDF:1,671KB)からも閲覧できます。
前 みどり町町内会長 瀬尾 忠衞さん
昭和43年の町内会発足から55年を迎えようとしています。今年度、町のスローガンは「3.すべての人に健康と福祉」「11.住み続けられるまちづくりを」で、SDGsの達成に向けた取組みを進めています。
コロナ禍の町内会活動
この3年間、コロナ禍ではありますが、皆が集まれる機会を作りたいと工夫して交流事業を行っています。町民運動会の代替として開催したウォーキング大会は、チェックポイント5箇所でクイズに挑戦しながら、好きなコースを歩いてゴールに向かうもの。イベント当日、庭の手入れをしていた住民とウォーキング中の参加者が声を掛け合うなど予想外の交流もあって、爽やかな汗と笑いを共有できる楽しい大会でした。
他にも、新しい試みとして縁日風情の秋祭を実施しました。この事業は、子ども会の保護者等と共に開催準備を行ったので、若い町民のパワーを実感した機会にもなりました。当日は、大勢の子供たちや家族の来場があって、自由に遊べて賑やかな祭事となりました。
避難所運営は皆で役割分担
災害に備えた取組みでは、第六学区コミュニティネットワークと共催で、みどり町の指定避難所の第六学区コミセンを会場に避難所開設訓練を行いました。風邪等で体調が悪い方や障害がある方、赤ちゃんがいる家族など多様な避難者の避難場所の区別や、トイレ・駐車場の確保等々を役員だけでなく、元気な人は皆協力して役割分担しなければならないことを学びました。今はまだ充分に備えが出来ていなくても、訓練で習得していくものです。また、町内会として備えた方が良い物品を考えるきっかけにもなると思っています。
ありがとうの心のお返しを
公園の除草やごみ拾い、高齢者宅の除雪や食事の提供、下校児童の見守り等々、さりげない、たくさんのボランティア活動に感謝ばかりです。町内での助け合い、支え合いが当たり前になり、ありがとうの心のお返しが素直にできることがまちづくりの原点だと思いますので、町内で出会う方々が皆笑顔で挨拶を交わせる素敵な町を目指しています。
老若男女が参加したウォーキング大会。参加賞はみどり色のSDGs風ピンバッジでした。
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前 宮名自治会長 今野 久良さん
宮名が限界集落になる!?
宮名はこの8年間で約50人減りました。令和元年度、地域づくりモデル地区に手をあげ、藤山浩先生による「人口分析・予測シミュレーション事業」に参加し、このまま何もしなければ32年後の将来人口はたった70人、高齢化率は62%の限界集落になるという大変ショッキングなデータを目の当たりにしました。
ビジョン策定への道のり
まずは、この現状を集落で共通認識し、将来も続く自治会にしなければと思い、令和2年9月「宮名未来づくり委員会」を立ち上げ、温海庁舎やスケダチの支援をいただきながらビジョン策定に取り組むこととしました。委員は、自治会役員のほか、各種組織の代表者を選定し、年齢・性別もバラバラとなるように配慮しました。
ワークショップでは、活発な話し合いが行われ、皆さんの想いを多く聞くことができました。土地柄、道路や鉄道関係の困りごとが多く出されましたが、身近にある夕日や海・山の幸を魅力と思う住民が多く、共感できました。また、獅子舞の伝統や昔話にも花が咲き、子どもたちに伝統をつないでいってほしいと、急きょ中高生にアンケートを取りました。宮名を好きでいてくれる子どもが多く、大変嬉しく思いました。
ビジョンをより身近に感じてほしく、「遊ぼう 暮らそう 関わろう みんなでつなぐ宮名の未来」をスローガンに設定しました。
ビジョンづくりを通して、宮名の魅力や課題を出し合い、取組みのアイデアを話し合えたことは、今後の自治会運営を行っていくうえで大変重要な意味のあるものでした。
世代間交流で活性化
ビジョン完成後、令和4年度事業に2つ組み入れました。
7月には「イ貝汁を食する会」を実施し、地元でとれた旬の食材を漁港付近で堪能しました。
正月前には、昔ながらの風習・伝統を子どもたちに伝えたいと「ナシ団子づくり」を行いました。山から採ってきたミズキの枝に紅白の餅を飾り付けしました。役員や関係団体の協力のもと、素晴らしい事業となり、子どもたちにはこれらの体験を心に刻んでほしいと願っています。
住んでいる人が自慢でき、子どもや孫たちが帰ってこれる“温かい集落 宮名” となるよう取り組んでいきたいと思います。
餅つきを行い、ナシ団子を飾り付けました。
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朝日中央地区自治振興会事務局長 菅原 和則さん
「これからは若者と女性が鍵だぜの~、何するや~。」理事との雑談から企画が生まれました。
「チームWaGeSho」始動
かねてからご縁があった東北公益文科大学(以下、公益大)大学院教授の武田真理子先生にご協力をお願いし、事務局会議を重ねました。そして、若者が集い、ありのまま語り合うことでゆるやかな繋がりのある地域づくりをしていこうと、令和3年度から本格的に「チームWaGeSho(わげしょ)」のプロジェクトを立ち上げることとなりました。
楽しいことをやってみる!
集まったメンバーで企画の目的や朝日の良さを共有し、やってみたいことの話し合いを繰り返しました。「強制しない」「楽しいことをやってみる」まずはそれだけ。楽観的かもしれませんが、楽しいことをしていれば自然と人が集まってくるのではないかと日頃から考えています。
そんな中、公益大とIT企業の株式会社プロトソリューション、当自治振興会のコラボ企画「朝日地域共創プロジェクト(外部サイト)」として、朝日地域の情報を発信する特設サイトの提案をいただきました。立ち上げにはメンバーも参加し、令和4年秋から運用しています。当サイトでは、リアルタイムでの情報発信ができる「つぶやき」を利用して、地域の出来事や様子を写真とともに発信しています。
また、公益大大学院の授業のフィールドに朝日地域を選定していただき、大学生との交流も実現しました。
今冬には、関東在住メンバーの提案で、暗くて寂しい朝日の夜道を明るくしようと、帰省した方や通勤通学の方に向けたほっこりメッセージ「おかえり~☆」のイルミネーションの制作にも取り組みました。
未来を託す人材の育成
今はまだ事務局が仕掛けている感が否めませんが、「チームWaGeSho」として自発的な活動が行えるように引き続き見守り育てていき、朝日の明るい未来を彼らに託せるようになることを願っています。
ジビエBBQ。地元若者でも食べたことのない、クマ肉、イノシシ肉に恐る恐る挑戦しました。
2. 活動事例や課題を紹介します ~第2期地域コミュニティ推進計画に係る「ふり返りシート」調査報告書から~
市では、令和3年3月に「第2期地域コミュニティ推進計画」(計画期間は令和3年度~7年度)を策定し、地域コミュニティの維持・活性化に向けた取組みを進め、コミュニティ活動の充実を図っています。
計画では、目指す5年後の方向性と計画の柱のもと、地域ごとに町内会など単位自治組織の課題と、コミセンや活動センターの主な対象区域である広域コミュニティ組織の課題を取りまとめています。また、第2期計画では、住民自治組織からも毎年取組み状況を確認してもらい、その内容を市に報告していただけるよう、「ふり返りシート」の作成を依頼しています。
「ふり返りシート」調査報告書(概要版・詳細版)では、それぞれの住民自治組織から記入いただいた「ふり返りシート」から、なるほどな…と思う取組みや、真似できそうなもの、ヒントになりそうなものを抜粋して紹介しています。
「ふり返りシート」調査報告書(R3概要版)
(PDF:671KB)
「ふり返りシート」調査報告書(R3詳細版)
(PDF:3,848KB)
3. 町内会に加入しましょう
町内会(自治会・住民会等)は同じ地域に住むものとして隣近所が助け合い、安全・安心で明るく住みよい地域を維持していく大切な組織です。ごみステーションの設置や清掃、防犯灯の管理及び広報の配布等は町内会等が主体となっています。
町内会(自治会・住民会等)への加入手続きなどについては、お住まいの町内会等にご連絡をお願いします。ご不明な点等ありましたらコミュニティ推進課又は各地域庁舎総務企画課へお問い合わせ下さい。
4. 地域コミュニティ活動における個人情報の取扱いについて
個人情報とは、名前や生年月日、住所、電話番号など、特定の個人を識別できる情報を指します。町内会など会員の名簿を作成している組織も、個人情報を取り扱う事業者として個人情報保護法のルールに従う必要があります。
町内会長さんを例に、個人情報の取扱いにおいて注意すべきポイントを4つ紹介します。
1つめ。個人情報を取り扱う場合、利用目的を特定してください。「この名簿は、町内会の運営や災害時の連絡で使用します。それ以外では使用しません」など、利用目的を特定することが重要です。もちろん、利用目的の範囲を超えて名簿を利用するのは、原則禁止です。
2つめ。利用目的は、個人情報を記入してもらう用紙や町内会規則などに記載し、本人にきちんと明示しましょう。
3つめ。名簿が保管されているパソコンは、セキュリティ対策ソフトをインストールし、名簿データにはパスワードを設定するなど、個人情報の漏えい防止を徹底してください。
4つめ。近くの商店街組合から、割引クーポンを配布したいので会員の名前を教えてほしいと言われた場合、教えることはできません。当初の利用目的の範囲外で取り扱う場合は、事前に本人の同意を得る必要があります。
ただし、例外として、法令に基づく警察からの照会や災害時の安否確認など、人の生命や財産を守る必要があり、本人の同意を得ることが困難な場合は、その限りではありません。
(政府広報オンラインより抜粋)
5. 各種様式
地域コミュニティ活動に関連した各種様式をダウンロードできます。
町内会関係(鶴岡地域)
総合交付金関係
【R4実績報告用】
【R5交付申請用】
公民館類似施設関係(鶴岡地域)
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お問合わせ
メールでの回答が必要な場合は、住所・氏名・電話番号を明記してください。
鶴岡市役所 コミュニティ推進課
〒997-8601 山形県鶴岡市馬場町9番25号
電話:0235-35-1203
FAX:0235-25-2997
