鶴岡市農業協同組合 合併50周年記念式典 祝辞(2022年12月15日)
更新日:2022年12月23日
鶴岡市農業協同組合 合併50周年、本当におめでとうございます。
祝辞に先立ち、一週間前の12月8日、市内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認されました。皆様にも大変お世話になり、養鶏場の防疫措置は、12月12日に完了いたしました。1月3日までは車両の消毒ポイントが設置される予定であり、引き続き、感染拡大防止にご協力をお願い申し上げます。
さて、昭和47年から半世紀、合併JAの歩みは、コメの減反・生産調整、また農産物の自由化、更には人口減少・担い手不足といった農政の歴史、社会経済情勢の変化と重なりました。大変難しい舵取りを迫られた佐藤茂一代表理事組合長をはじめ歴代組合長の皆様、事業運営をリードしてきた役職員の皆様、そして変化の中で生産に向き合い続け、食料を届け、農村を守ってきた組合員の皆様に心から御礼を申し上げます。
だだちゃ豆は、減反の拡大の歴史の中で、全国のトップブランドの地位を確立し、食文化創造都市を象徴する農産物になりました。美味しいコメは、庄内平野に生きる私たちの誇りです。厳しい中でも活路を見出す、米を作り続けるためにも、米だけに頼らない農業の複合化にいち早く取り組んでこられた皆様に重ねて御礼を申し上げます。
庄内砂丘メロンの「アンデス」、「鶴姫」、「鶴姫レッド」は、本市のふるさと納税でも大変人気があります。また、ミニトマト、雪中軟白ねぎ、花きなど、園芸品目の拡大への取組み、なめこ等のきのこや孟宗、そばなど中山間地を守る品目の振興、さらには、だだちゃ豆の自動販売機が話題の産直事業などを積極的に展開されてきました。先を見据えた生産・販売戦略で変化する環境、荒波にチャレンジを続けてこられたことに深く敬意を表する次第でございます。
長引くコロナ、そして農業生産に欠かせない肥料や資材、燃料代の高騰が生産現場に大きな影響を与えています。農業は、庄内平野の自然と共にあり、私たちの故郷を、農村の文化を守る基幹産業です。農家の皆様の持続的な経営を、また担い手の育成を、JA鶴岡の皆様と一緒になって、あらゆる支援策を講じつつ、引き続き支えてまいります。
結びに、入部400年の節目の年に合併50周年を迎えたJA鶴岡が、庄内平野とともに協同の力を発揮し、今後ますます発展されますとともに、組合員の皆様、本日ご臨席の皆々様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。
令和4年12月15日
鶴岡市長 皆川 治
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