この度、鶴岡市文化財保護審議会の審議を経て、鶴岡市教育委員会では若葉町に残る江戸時代後期に創建された「安倍家住宅」を鶴岡市史跡に指定しました。
　　
　安倍家住宅は藩政時代の100石取り級の武家の住宅の状況を極めてよく伝えていて、敷地も分割されることなく現在まで住み継がれてきたことは大変貴重な事例とお聞きしております。
　今日まで「安倍家住宅」を維持してこられた歴代の安倍家の方々のご尽力に敬意を表するとともに、今回の指定にご理解をいただきました所有者の皆様に感謝申し上げます。
　　
令和4年の酒井家庄内入部400年を契機に城下町鶴岡への関心が高まっている中で、藩政時代から残る土地と建物を文化財として指定することは、大変意義のあることであり、市では安倍家住宅を地域の宝として、適切な保存に向けて支援に務めてまいります。
　
令和5年1月26日
　鶴岡市長　皆川　治

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