只今は、第104回全国高等学校野球選手権大会におきまして、東北勢として初の優勝を成し遂げられました仙台育英学園高等学校の斎藤蓉選手に、鶴岡市スポーツ奨励賞を授与させていただきました。
　斎藤蓉選手は、夏の甲子園大会期間中、準々決勝と決勝戦という重要な試合において先発投手として、また、2回戦と3回戦は中継ぎ投手として活躍、優勝に大きく貢献されました。長引くコロナ禍や物価高が市民生活にも影響を及ぼす中、このたびの功績は本市の誇りであり、市民に大きな感動と、さらには、地元の子ども達に夢と希望を与えていただきましたことに、心から感謝申し上げます。また、本日ご同席いただきました指導者の皆様にも心より御礼を申し上げます。
　斎藤蓉選手におかれましては、城北ホワイトイーグルス野球スポーツ少年団で野球のキャリアをスタートして、中学では硬式野球チームの酒田リトルシニアに所属し、3年生の時には第47回日本選手権大会に出場するなど活躍されました。
　深紅の大優勝旗が悲願である白河の関を越えるという快挙は、本市のみならず東北全体が歓喜に包まれ、本市の市民、東日本大震災またその後の度重なる災害からの復興に取り組む東北の人々の心に、深く刻まれました。チーム、そして斎藤蓉選手の活躍に本当に感謝を申し上げます。
　結びに、高校卒業後はレベルアップした新たなステージに進まれると伺っております。新たなチームメイト、また環境の下で、今後益々のご活躍をご期待申し上げます。
　
令和4年12月12日
　鶴岡市長　皆川　治

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