茶道裏千家淡交会庄内支部並びに青年部設立50周年記念大会記念式典 市長祝辞(2022年6月18日)
更新日:2022年6月20日
茶道裏千家・坐忘斎千宗室御家元をお迎えし、淡交会庄内支部、青年部設立50周年記念大会が、このように盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。
まずもって御家元におかれましては、荘内藩酒井家の入部400年の節目の年に、城下街・鶴岡にお出でいただき、市民を代表し、心より歓迎と御礼を申し上げます。
また、長谷川吉茂東北地区長ご臨席の下、酒井家18代ご当主・酒井忠久庄内支部長をはじめ、淡交会庄内支部、青年部の皆様におかれましては、長年にわたり茶道を学び、その普及にご尽力されておられますことに深く敬意を表する次第でございます。
喫茶去(きっさこ)。この言葉に出会ったのは、今から15年ほど前、在外公館で働く機会を得た際でした。海外への赴任を控えた研修生に対し、千玄室大宗匠がお話になったことが、今でも心に残っています。不易流行、入部400年の歴史を受け継ぐ街で、伝統を守りつつ、交流の輪を広げてこられた皆様に重ねて心からの敬意を表する次第でございます。
本市では昨年度、文化芸術振興の指針となる「鶴岡市文化芸術推進計画」を策定いたしました。この計画は、音楽や美術に加え、当地域で大切に守られてきた文化財や民俗芸能、きつねめんや雛菓子などの伝統菓子の食文化を含む多様で魅力的な文化芸術を対象としております。茶道は、日本古来の伝統文化として、多くの方々に親しまれており、和の心を通して、心豊かな人間形成、平和の推進にも大きく貢献しております。今後とも、歴史と文化が薫る、市民主体の芸術文化活動がより一層、充実・発展するよう努めてまいりますので、皆様方には引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、一般社団法人茶道裏千家淡交会の益々のご隆盛と、庄内支部並びに青年部の会員各位、本日ご臨席の皆々様のご多幸、そして世の中が災害がなく平和に明るく暮らせますことを心より祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。
令和4年6月18日
鶴岡市長 皆川 治
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