満開の桜の中、庄内平野では田植えの準備が進められ、いこいの村公園は間もなくチューリップの季節を迎えます。本日、鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS」に入校される4期生7名の皆様、心から歓迎いたします。
　また、年度初めの大変お忙しい中、山形県庄内総合支庁 早坂誠司 産業経済部長、鶴岡市議会 本間新兵衛 議長、秋葉雄 産業建設常任委員長をはじめ、ご臨席賜りました皆様に厚く御礼申し上げます。
　
　食料は人間が生きていくうえで欠かせないものであり、農業は命をつなぐ産業です。食品や肥料・飼料価格が高騰する中で、食料安全保障への関心が高まり、持続可能な農業の担い手の育成がますます重要となっております。
　SEADSは、行政、JA、教育機関、民間企業が連携して地域 課題である農業人材の育成に取り組んでおり、コロナ禍を乗り越え、 1期生・2期生が2年間の研修を終え就農しております。
　2年間の研修では、大学・研究機関の専門家など多彩な講師陣のもと、農業経営に必要な知識を、座学と実習を通じて学んでいただきます。学習者優先で、研修生の皆様が過ごしやすい環境を構築し、 百瀬清昭校長先生をはじめアドバイザー、スタッフと受入れ農家が協力して、就農に向けて支援してまいります。
　
　本市は、豊かな自然・文化を誇り、多彩な在来作物が継承される 日本初のユネスコ食文化創造都市、また、「SDGs未来都市」で あり、農業産出額は県内第1位を誇っております。SEADSは、 皆様の就農プラン実現に伴走し、農業をさらに持続可能な産業と して発展させてまいります。
　
　結びに、関係機関、地域の農家の皆様のご協力に重ねて感謝申し上げますとともに、3期生・4期生の皆様が充実した研修生活を送られることを心よりご祈念申し上げ、入校式にあたってのご挨拶といたします。
　
令和5年4月6日
　　鶴岡市長　皆川　治

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