令和6年度東北公益文科大学・大学院入学式 市長祝辞(2024年4月6日)
更新日:2024年4月8日
公益学部193名、大学院修士課程8名の新入生の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。
晴れの姿を見守るご家族、関係者の皆様、感慨ひとしおのことと心よりお慶び申し上げます。
東北公益文科大学は、新田嘉一理事長、神田直弥学長のリーダーシップの下、文部科学省の支援事業において全国トップクラスの実績を有するなど、北海道・東北地区において存在感を高めている大学であります。
私ども庄内地域の市町にとりましては、大学の存在は地域発展の基盤であり、学生の皆さんの輝きは地域発展の希望であります。
鶴岡市には大学院が立地しており、平成17年から継続して市職員を大学院生として送り込んでおります。現在の言葉で言う、リカレント教育であり、働きながらマスター、修士号を取得した若い職員たちが、現在では市役所の幹部職員として、デジタル、法務といった分野、あるいは東京事務所などでも活躍しております。
公益学部を卒業された皆様も、市役所はもとより、製造業、福祉の現場から金融機関、JAまで、地域産業を支える大きな役割を果たし、活躍しています。
さて、新田理事長からは常々読書の重要性のお話を伺っております。ここ庄内が生んだ偉大な作家、鶴岡市出身の藤沢周平先生の作品に「回天の門」があります。現在の庄内町清川に生まれ、維新前期を流星のように走り抜けた、清川八郎の生涯を描いた歴史小説です。
その作品には、最上川を下って米や紅花などの産物が集まり、また、西回り航路の起点として、大阪・江戸とつながり栄えた港町・酒田の賑わいも描かれております。
北に鳥海山、南に月山、庄内平野と日本海の風景と共にある公益大は、今、大きな変革期にあります。新入生の皆さんが大学に新たな風を吹き込み、次の時代の、更に力強い公益のエネルギーが生まれることを強く期待するとともに、私ども庄内2市3町も、山形県と力を合わせて、皆様の学びの環境を発展させるべく、全力で取り組んでまいります。
結びに、東北公益文科大学・大学院の今後益々の発展と、新入生の皆様、本日ご列席の皆々様のご多幸を心よりお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。
令和6年4月6日
鶴岡市長 皆 川 治
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