庄内平野の雪解けが進み、ここいこいの村公園も間もなく桜とチューリップの季節を迎えます。本日、鶴岡市立農業経営者育成学校「ＳＥＡＤＳ」に入校される５期生８名の皆様、心から歓迎とお祝いを申し上げます。

　また、年度初めの大変お忙しい中御臨席を賜りました、山形県庄内総合支庁産業経済部長 黒木幸治　様、鶴岡市議会議長 尾形昌彦　様、産業建設常任委員長　佐藤昌哉　様をはじめ、御来賓の皆様、関係者各位に厚く御礼申し上げます。　

　ＳＥＡＤＳは、農業人材の育成・確保を目的とし、協定締結者が連携し、地域課題の解決に取り組んでおります。令和２年の開校から５年目を迎え、これまで修了生は２０名となりました。修了生はそれぞれの営農スタイルで、各地域で活躍しております。

　ＳＥＡＤＳ運営に参画いただいている、山形大学農学部、東北芸術工科大学、ＪＡ鶴岡、ＪＡ庄内たがわ、鶴岡工業高等専門学校、庄内農業高等学校、株式会社SHONAIの皆様、また、営農計画作成や栽培技術を指導いただいている山形県農業技術普及課、農地に関する相談にご対応いただいている農業委員会、現場の実習を受け入れていただいております地域の生産者の皆様など関係各位のご尽力に、心より御礼を申し上げます。　

　食料は人間が生きていくうえで欠かせないものであり、昨今の国際情勢の変化、食料価格、資材価格の上昇の中で、食料安全保障への関心が高まっております。国においても四半世紀ぶりに、食料・農業・農村基本法の見直しが行われようとしており、持続可能な農業の担い手となる新規就農者の育成・確保はますます重要となっております。　

　百瀬清昭校長先生をはじめ事務局とともに、行政、関係機関、地域が一丸となってサポートしてまいりますので、研修に励んでいただき、地域への定着に向けて、多くの方々との交流を深めていただきたいと思います。

　結びに、５期生の皆様が、本日開設される新規就農よろず相談所を活用され、仲間とともに切磋琢磨しながら、４期生の皆様とともに充実した研修生活を送られることを心よりご祈念申し上げ、入校式にあたってのご挨拶といたします。

令和６年４月４日
　鶴岡市長　皆川　治　　

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