本日、鶴岡市春季消防演習を挙行いたしましたところ、加藤鮎子大臣をはじめ、多くのご来賓の皆様にご臨席を賜り厚く御礼を申し上げます。

　照井和団長をはじめ消防団員の皆様におかれましては、伝統的な「はしご乗り」や「纏振り」を継承するとともに、先日の宝谷地内における市道法面崩落時の対応や、火災、地震などの自然災害に即応し、日夜最前線でご尽力いただき、感謝を申し上げます。

　さて、先週、南陽市における山林火災がようやく鎮火するなど、県内では、継続して「林野火災野火等多発警報」が発令される事態となりました。

　本市における昨年の火災の状況については、火災により亡くなられた方が平成7年以来の「ゼロ」となりましたが、発生件数は、前年より8件増の42件となっております。

　引き続き消防職員との連携を図り、いざという場合の迅速な対応に備え、訓練に励まれるようお願い申し上げます。

　今年は、令和元年に発災した山形県沖地震から5年を迎えます。令和2年の豪雨災害や、令和4年大晦日の西目地内での土砂災害、元旦の能登半島地震など、災害が頻発する中、消防団の皆様の的確な対応が市民の皆様の安心・安全を支えています。

　本市では、市政の基本的な方向を示す第2次鶴岡市総合計画後期基本計画において、「消防団組織の充実・強化」を掲げております。団員の皆様の活動しやすい環境を整備し、計画的な設備の更新を図るなど、災害に強いまちづくりを進めてまいります。

　結びとなりますが、消防演習をご参観いただきました市民の皆様に感謝申し上げますとともに、伝統ある鶴岡市消防団の益々のご発展と団員各位のご活躍を祈念申し上げ、訓示といたします。

令和6年5月19日
　 鶴岡市長　皆　川　　治

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