令和６年度消防団入団式にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

　今年度、鶴岡市消防団に入団される88名の皆様、鶴岡市を代表し心から歓迎申し上げます。

　消防団は、住民にとって最も身近な消防・防災組織であり、火災や自然災害に際し、市民の暮らしを守る大きな役割を担っております。

　東北一広い面積を管轄する鶴岡市消防団は、照井和団長をはじめ、歴代の幹部、団員が団結し、市民の命を守る活動を積み重ねてきており、令和元年には、消防団として最高の栄誉である、特別表彰「まとい」を受賞した高い評価と伝統を誇る組織であります。

　本年は令和元年の山形県沖地震から５年を迎えます。また、豪雨災害や西目地内での土砂災害など、近年、自然災害への対応が多発している状況にあります。

　本市においても津波警報が発表された元旦の能登半島地震に際しては、団員の皆様に、住民の避難誘導等にご尽力いただいたこと、昨日の青柳町地内での火災への対応など、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

　仕事と両立させながら活動いただいている団員の皆様が、的確に消防団活動に取り組めるよう、引き続き、藤沢、天王前への軽搬送車の配備や、切添町への貯水槽の新設、小波渡へのポンプ庫の整備を含め、車両・装備の充実や、活動環境の改善を推進してまいります。

　市民の皆様の消防団に寄せる期待は大変大きなものがあります。新入団員の皆様におかれましては、一日も早く、この伝統ある組織の一員として任務を遂行できるよう、訓練・研鑽に励まれることを期待しております。

　結びに、鶴岡市消防団の益々の発展と、新入団員各位のご健勝・ご活躍を心からご祈念申し上げ、式辞といたします。

令和６年４月７日

　鶴岡市長 　皆　川　　治

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