令和6年度 山形県立致道館中学校・致道館高等学校入学式 祝辞(2024年4月10日)
更新日:2024年4月11日
鶴ヶ岡城址の桜が咲き誇る中、山形県立致道館中学校・致道館高等学校に入学される新入生の皆様、本日は誠におめでとうございます。
皆様は、庄内地域では初となる中高一貫校の栄えある一期生であります。保護者の皆様の感慨ひとしおのこととお慶び申し上げますとともに、新たな学校の船出を心よりお祝い申し上げます。
今から100年前、村上駅と鼠ヶ関駅がつながり、羽越本線が全線開通しました。その年、全国で100番目に誕生した市が鶴岡市です。
当時は鶴岡中学校、鶴岡高等女学校の時代であり、その後、戦争、高度成長とオイルショック、震災、感染症の流行など、幾多の困難を乗り越え、令和の新時代の新たな学校の誕生となりました。
この度、校名に荘内藩校の伝統の名称を冠することとなったことは、地域の大きな期待の表れでもあります。北前船の寄港地、出羽三山への奥参りによって栄えた庄内平野が今最も必要としているもの、それは、サムライたちがシルクや近代産業を残したような、皆さんの個性と時代を切り拓く情熱であります。
間もなく日本海側の高速道路がつながる中、独特の食文化、バイオや再生可能エネルギーを活かし、庄内の開発・発展を担うのは、若い皆さんの力に他なりません。
本市では、入部400年の節目、中高一貫校の開設を目標に、学校、公園周辺の道路・環境整備を進めてまいりました。今年度は、中心市街地への新たな図書館の整備のための構想づくりを進めることとしております。
引き続き、山形県、関係機関と連携し、新時代の学校に相応しい、歴史的な景観と調和した、学習、文化・スポーツ環境の整備を推進してまいります。
結びに、遠田達浩校長先生をはじめ、開校準備を進めてこられました関係各位のご尽力に衷心より敬意を表しますとともに、致道館中学校・高等学校が伝統を引き継ぎつつ、庄内発展の礎となって大きく発展されますこと、本日ご臨席の皆々様のご健勝・ご多幸を心よりご祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。
令和6年4月10日
鶴岡市長 皆 川 治
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