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鶴岡市・木古内町姉妹都市盟約35周年記念式典 挨拶(2024年11月3日)

更新日:2024年11月3日

 木古内町と鶴岡市の姉妹都市盟約35周年記念式典が挙行されるにあたり、鶴岡市訪問団を代表しまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 このたびの私どもの訪問にあたり、温かいおもてなし、お心遣いをいただきましたことに心から御礼申し上げます。また、本年7月の豪雨災害に際しお心を寄せていただき、先般支援金を寄贈いただくなど、ご厚情に重ねて感謝を申し上げます。本日、記念式典がこのように盛大に開催され、鈴木慎也町長、又地信也議長、庄内を訪ねる会 佐藤悟会長、山形県人会北海道連合会 安達均会長はじめ、多くの関係者の皆様とともにお祝いできますことは、この上ない喜びでございます。また五十嵐政一会長を代表とする「木古内を訪ねる会」が、先般本市の市政功労の団体表彰を受けられたことも、この場をお借りして報告させていただきます。

 本日、本市の名誉市民である酒井家18代御当主 酒井忠久様にもご臨席いただいておりますが、明治18年からその翌年にかけて旧庄内藩士が木古内の地に渡られた歴史を礎に、小学校同士の交流、「庄内を訪ねる会」「木古内を訪ねる会」の交流などを通じ、両市町は、その歴史的な意義を確認しつつ、絆を深めてまいりました。

 昭和39年の鶴岡小学校との姉妹校を引き継ぎ、平成23年に改めて姉妹校の盟約を締結した木古内小学校と本市の朝暘第一小学校においては、コロナ禍で延期になっていた親善大使訪問団の派遣が昨年度再開されたところです。

 「つるおか大産業まつり」には、毎年きこない特産会の皆様からご出展いただき、鶴岡市民に木古内町の味覚をお届けいただくとともに、福祉施設に特産品をご恵贈いただいております。

 木古内町におかれましては、古くから道南地域の結節点として栄えてきたまちの機能が、北海道新幹線木古内駅の開業、北海道江差自動車道木古内ICの開通により飛躍的に向上し、鈴木慎也町長のリーダーシップの下に、「未来をつくるハブタウン きこない」の実現に向けたまちづくりが力強く進められています。

 創造と伝統のまちづくりに取り組む本市におきましては、今年、ユネスコ食文化創造都市に認定され10周年の節目の年を迎えました。本日は、庄内の笹巻製造技術として、今年3月に国登録無形民俗文化財に登録された笹巻をご用意いたしましたので、お楽しみいただければと存じます。

 結びに、今回の訪問にあたり、鈴木慎也町長をはじめ関係の皆様とこれからの交流について懇談をさせていただきました。歴史に根差した交流が、未来を担う子どもたちに受け継がれ、さらに発展、拡大していくよう取り組むことをお約束するとともに、木古内・鶴岡の姉妹都市交流が益々活発となりますこと、両市町の住民の皆様のご活躍とご多幸を心より祈念申し上げ、ご挨拶といたします。

 

令和6年11月3日
 鶴岡市長  皆 川  治

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