鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS」の第3期生6名の皆さん、研修の修了、誠におめでとうございます。
　年度末の大変お忙しい中ご臨席を賜りました、庄内総合支庁産業経済部長早坂誠司様、鶴岡市議会議長尾形昌彦様、産業建設常任委員長佐藤昌哉様、心より御礼を申し上げます。
　また、修了生の研修を受け入れていただきました受入農家の皆様にもご臨席をいただいております。農作業の忙しい中、技術・経営の両面から実践的なご指導を賜りましたことに深く感謝申し上げます。
　
　本年は、元旦の能登半島での大きな地震からスタートすることとなりました。昨年の夏は大変な猛暑となり、今年の冬は小雪・暖冬、自然災害や気象条件に左右される農業の難しさを感じながらの研修生活になったことと思います。その様な中でも、修了生の皆さんは、自らの目指す農家像を模索しながら、就農に向けた座学と実習に、着実に取り組んでこられました。
　先日、SEADSでの餅つき大会に参加させていただきましたが、先輩農家となった修了生も参加し、とても活気があり、成長された皆さんの姿を頼もしく感じました。
　農業は、自然と向き合い、消費者が日々の生活に欠くことのできない食料を生産する、誇りとやりがいのある仕事です。今年、ユネスコ認定10周年を迎えた食文化創造都市の本市にとって、農業生産を担う若い世代の確保は最も重要な課題の一つであり、この学校に学び、地域への就農を決めた皆さんを心から歓迎致します。
　
　この間、ご指導にあたられました百瀬清昭校長をはじめアドバイザーの皆様、事務局の皆様のご尽力に衷心より敬意を表しますとともに、農地や営農計画に関する相談など、日頃からご支援いただいている協定締結者及び関係機関の皆様に、厚く御礼を申し上げます。
　
　本市は、新たなアグリプランの下で、引き続き、若い皆さんが農業に意欲的に取り組める基盤を整備するとともに、SEADSが、若い世代を中心とした様々な相談の窓口となるよう、運営を強化してまいります。
　
　結びに、第3期生の皆さんが、研修で培ったネットワークを大切にされ、ご活躍されますこと、また、本日ご臨席の皆々様のご健勝とご多幸を心より祈念申し上げ、修了式にあたっての挨拶といたします。
　
令和6年3月14日
　鶴岡市長　皆川　治

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