このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで


本文ここから

令和6年 市長新年賀詞(2024年1月4日)

更新日:2024年1月9日

 新年明けましておめでとうございます。
 
 本日は、加藤鮎子内閣府特命担当大臣、舟山康江参議院議員をはじめご来賓の皆様、また日頃よりお世話になっております皆様にご臨席賜り厚く御礼申し上げます。また、鶴岡土曜会の皆様の素晴らしい歌声に感謝申し上げますとともに、市民憲章運動が、昨年の本市での全国大会開催を踏まえ、更に活発に展開されるよう期待するものであります。
 
 穏やかに正月を迎え、と申し上げるべきところ、日本列島は四季の恵みをもたらすとともに、天災が潜んでいる、元旦であっても待ってはくれない、能登半島の地震にそのように思わざるを得ませんでした。
 山形県沿岸にも津波警報が発表され、緊張が走りました。この度の能登半島地震でお亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈り致しますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
 気象庁は、令和2(2020)年12月以降の一連の地震活動を「令和6年能登半島地震」と命名しています。地震、地殻の変動は、人間の日常の感覚とは異なる年月、期間の中で繰り返し訪れるものであることを再認識させられました。間もなく令和元年の山形県沖地震からは5年であります。引き続き、関係機関と連携し、防災・減災対策に粘り強く取り組んでまいります。
 
 大晦日、私は、西目の土砂災害の現場で献花を行った後で、羽黒山の山頂に伺いました。松例祭は、時代の変化に伴う影響を受けながらも、門前町手向地区の本質が脈々と受け継がれ、今日も継承されてきました。「位上」、「先途」の二人の松聖が控える補屋 (しつらいや)を訪れた際には、伝統を守る誇りと重みを感じました。雨交じりの参道で、外国人の方が、精神文化を体験しようと歩き回っていた姿が印象に残りました。
 
 本年は、本市がユネスコ食文化創造都市に認定され、10周年の節目を迎えます。また羽越本線が全線開通し100周年の節目の年でもあります。
 持続可能な地域づくりに向けて、私たちは食文化創造都市を、また電車の利用の在り方を再定義する必要があります。その中核となるのは、観光との連携、すなわち「ガストロノミーツーリズム」であります。
 観光庁が公募を行い、全国13地域の事業を採択した「地域一体型ガストロノミーツーリズムの推進事業」については、東北エリアで採択されたのは本市のDEGAM鶴岡ツーリズムビューローのみであります。専門家からは本市は「ガストロノミーツーリズムの聖地」であるとの高い評価もいただいております。山伏の精進料理や、間もなく王祇祭を迎える黒川能のコゴミや豆腐の料理は、欧米で流行している菜食主義(ヴィーガン)に対応したものであり、私たちにとっては当たり前の笹巻やとち餅、雛菓子はクールジャパンなのです。新たな観光戦略の下で、食文化を活かし、100年の歴史を誇る鉄道とも連携し、付加価値を高めた交流人口の拡大に取り組んでまいります。
 また、学校給食発祥の地ということも再評価されることでしょう。新しい給食センターには、行事食や郷土食、在来作物の種を守ることにも貢献できる、そんな仕組みを取り入れていきます。
 
 私は、昨年6月に、こども家庭庁が掲げる「こどもまんなか応援サポーター」に就任しました。新年度の2学期から供用開始される朝暘第5小の新校舎については、放課後児童クラブとの合築とし、子育て世代の利便性を高めてまいります。
 医療費の無償化については、昨年7月から、これまでの15歳までから18歳まで、高校生の世代まで無償化を拡大致しました。加藤大臣の下で、国も少子化対策に本腰を入れています。私も、給食費の無償化の課題を含め、「こどもまんなか」の取組みを市政のまんなかに据えて、企画し、実行してまいります。
 
 令和6年は、旧鶴岡市の市制施行から数えますと100周年の節目の年であります。第2次鶴岡市総合計画の後期基本計画がスタートする大事な年であります。中心市街地には、庄内地域では初となる中高一貫校・県立致道館中学校・高校が開設されます。また、荘内看護専門学校の移転新築を着実に進めるとともに、期待が高まっている新たな市立図書館本館の整備構想を具体化してまいります。新図書館については、新年度から2か年をかけて、基本構想、基本計画を策定し、具体的な機能や建設場所等を明確化してまいります。
 
 出羽の山並みと日本海に抱かれた城下街と全国最多3つの日本遺産。その歴史と豊かな自然の下に、食文化を支える農林漁業が継承されてきた街。新たな産業用地の開発が待たれる電子デバイスなどの製造業、時代を切り拓くバイオベンチャーが躍動する「創造と伝統の街」、それが100年のバトンを引き継いできた鶴岡市であります。現在、朝日庁舎と消防朝日分署の合築整備に着手しており、鼠ヶ関への新たな道の駅整備や、藤島中学校の改築を含む藤島文厚エリアの整備の具体化など、旧鶴岡市と旧町村が共に発展するまちづくりを進めてまいります。
 
 結びに、元旦の地震の際、加茂水族館では一時的に避難した来館者におにぎりなどを提供しました。由良地区では、住民による炊き出しが行われ、寒さをしのぎました。まちづくりの基本は、市民の皆様、現場の声に的確に応えていくこと、そして連携すること、にあります。市政発展に向け、誰ひとり取り残さず、ほんとうの豊かさを求める市民の皆様、企業・団体・関係機関の皆様に感謝申し上げますとともに、本日ご参集の皆々様のご健勝とご多幸を衷心よりご祈念申し上げ、辰年の年頭にあたっての賀詞といたします。
 
令和6年1月4日
 鶴岡市長 皆川 治

お問合わせ

メールでの回答が必要な場合は、住所・氏名・電話番号を明記してください。

鶴岡市役所 総務課
〒997-8601 山形県鶴岡市馬場町9番25号
電話:0235-35-1114
FAX:0235-24-9071

本文ここまで

サブナビゲーションここから

市民の皆様へ

編集

マイメニューの機能は、JavaScriptが無効なため使用できません。ご利用になるには、JavaScriptを有効にしてください。

情報が見つからないときは

サブナビゲーションここまで


ページの先頭へ
以下フッターです。

鶴岡市 

〒997-8601 山形県鶴岡市馬場町9番25号 電話:0235-25-2111(代表番号) FAX:0235-24-9071
メール:tsuruoka@city.tsuruoka.lg.jp(問い合わせ先)
窓口受付時間 月曜から金曜日(祝日及び12月29日から1月3日までを除く)午前8時30分から午後5時15分
フッターここまで