令和6年鶴岡市消防出初式 訓示(2024年1月6日)
更新日:2024年1月9日
本日、鶴岡市消防出初式を挙行いたしましたところ、内閣府特命担当大臣・衆議院議員 加藤鮎子 様を始め、多くのご来賓の皆様からご臨席を賜り厚く御礼申し上げます。
また、本市の消防行政につきまして、平素から格別のご理解とご支援を賜り、衷心より感謝を申し上げる次第であります。
はじめに能登半島地震によりお亡くなりになられた皆様のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。本市沿岸部においても津波警報が発表される中、消防団の皆様には元旦から警戒に当たっていただいたこと感謝申し上げます。また、今朝7時、荘内病院災害派遣医療チーム(DMAT)が能登半島へ出動致しました。
令和4年大晦日の西目地内で発生した土砂災害から2年連続での災害対応となりました。間もなく令和元年の山形県沖地震からは5年であります。市民の皆様の命を守るため、災害に即応できる体 制の整備に引き続きご尽力されるようお願いいたします。
さて、昨年の本市の災害発生状況を見ますと、火災は「42件」で、前年より8件増加しております。2月の加茂地区、12月の湯野浜地区で発生した建物火災では、いずれも暴風警報が発表される厳しい気象条件の中、消防団員の皆様の懸命な消火活動により被害を最小限に抑えることができました。
昨年の火災により亡くなられた方については、平成7年以来の「ゼロ」となっており、引き続き火災予防と住宅用火災警報器の設置を促進してまいります。
救急車の出動件数は、記録的な猛暑により「熱中症」が疑われる搬送が「134件」と例年の倍以上となっており、2年連続で6千件を超え、 「6,404件」と過去最多となっております。
搬送された方の7割は65歳以上の高齢者であり、関係機関との連携強化を図り、救急需要の増加に対応してまいります。
火災をはじめとする様々な災害から市民の皆様の生命・財産を守るためには、消防団における消防力の充実・強化が重要であります。昨年、消防ポンプ庫を下山添に整備したほか、小型動力ポンプを布目、中山、面野山、長沼、東荒屋、田代、下田沢、小国の計8か所に、軽搬送車を中里・戸野の統合班に配備し、消防力・機動力の強化を図っております。今月中には軽積載車を竹ノ浦、下小中、東堀越、上山添、中田、越沢の計6か所に配備いたします。
現在策定中の第2次鶴岡市総合計画後期基本計画におきましても「消防団組織の充実・強化」を重要な施策に位置付け、地元事業所や住民の皆様の協力を得ながら、団員の活動しやすい環境づくりと計画的な組織・設備の強化を図り、災害に強い街づくりを進めてまいります。
消防団員の皆様には、地域に密着した地域防災力の中核として、照井和団長の指揮のもと、なお一層のご尽力をお願い申し上げます。
結びに、寒い中、本市消防団を激励いただいたご来賓各位並びに市民の皆様に感謝申し上げますとともに、辰年の本年が皆々様にとって素晴らしい年となりますことを心よりお祈り申し上げ、訓示といたします。
令和6年1月6日
鶴岡市長 皆川 治
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