桜の季節、国際ソロプチミスト鶴岡認証35周年の記念式典が、上野裕子アメリカ日本北リージョンガバナーをお迎えし、盛大に開催されますこと、本当におめでとうございます。心よりお祝いを申し上げます。
　浅賀千春会長はじめ、歴代の会長、会員の皆様、長年に渡る奉仕活動と庄内・鶴岡の地域づくりへのご貢献にまずもって深甚なる敬意を表する次第であります。
　また、春山ゆう実行委員長はじめ、記念式典の諸準備にあたられました関係者の皆様に心より御礼を申し上げます。

　3月8日のジャミン・ゼブのコンサートは本当に素晴らしいものでした。コロナ禍がようやく変わっていく、そうした明るい期待が膨らむ中での開催でありましたし、私もとてもリフレッシュさせていただきました。
　
　その際、本市に「太陽光電池式電波時計の時計台」をご寄贈いただきました。改めて感謝を申し上げます。
　時計につきましては、これから藤の花がきれいに咲く藤島体育館の敷地内に設置されたところですが、これについては、多くの方から感謝の言葉をいただいております。
　特に、グランドゴルフ協会からは、以前の時計台が故障し撤去されてからの長年の要望ということで、会員皆が喜びに満ち溢れている、と報告を受けております。浅賀会長、会員の皆様、本当にありがとうございました。
　
　さて、35年前（昭和63年）、この年は東京ドームがオープンした年です。時代はまわり、令和の時代となり、ワールドベースボールクラシックでは大谷選手が大活躍しました。また、この年昭和63年は、庄内空港の工事が始まった年です。この春、コロナ禍を乗り越え12年ぶりに羽田線は5往復となっております。
　ソロプチミストの皆様の活動とともに、鶴岡も変わり、今や市役所の課長級、4人に1人は女性です。監査委員も議会事務局長も女性です。時代は多様性を求め、性別や障害の有無にかかわらず活躍できる、地方都市も変わってまいりました。
　
　子どもたちに絵本を送り、高校生の活動を支え、環境問題や女性の地位向上、地域の課題解決に継続して取り組まれている皆様の活動は、正に草の根の活動として今後益々重要となってまいります。昭和女子大学学長の坂東真理子学長先生は、著書「女性の覚悟」の中で、「あきらめないで、小さいことからできることから初めてみよう」と書いておられます。引き続き、「誰ひとり取り残さない」、春雨の日も、温かな春風のような活動をお願い申し上げる次第でございます。
　
　結びに、認証35周年を迎えた「国際ソロプチミスト鶴岡」の今後益々のご隆盛をお祈り申し上げますとともに、本日ご臨席の皆々様のご活躍とご多幸を心よりご祈念申し上げ、祝辞といたします。
　
令和5年4月8日
　鶴岡市長　皆川　治

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