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広報つるおか2020.10月号

更新日:2020年9月25日

市長の一筆入魂(33)


 8月の本欄に荘内病院のシンボルでもあるプラタナスについて書いたところ、本欄をいつも楽しみにしているという市民の方からご連絡をいただいた。8月号本欄中、「鶴岡養護学校」は「当時の県立鶴岡盲学校」でした。訂正し、おわび申し上げます。当時鶴岡市で開業医をされていた故小花盛雄先生から県立鶴岡盲学校にプラタナスが寄贈され、記念植樹が行われたのは昭和41年のことだった。医学の父・ヒポクラテスは、晩年、プラタナスの木陰で弟子たちに医学を教えたという。県立鶴岡盲学校ではヒポクラテスをしのび、学び励むことを誓って「知恵の木」と命名し、昭和59年には、小花先生の奥様・故小花はる子様が揮ごうされた碑が建てられたと伺った。

 この夏の海水浴場の開設が見送られた鼠ヶ関。8月30日、マリンパークねずがせきをバリアフリービーチとする、そのしゅん工式典が行われた。ドリームやまがた里山プロジェクトが日本財団の助成を受け、砂浜に車いすで降りることができるスロープを整備したのだ。スロープのコンクリートには使用済み自動車の廃材の窓ガラス・バンパーを粉砕、混合し再利用されており、資源循環による環境にも優しい取り組みだ。本市では今年度、「鶴岡市障害を理由とする差別の解消の推進に関する条例」が施行された。障がいのある人もない人も共に暮らしやすい街に向け、来年に持ち越された東京オリンピック・パラリンピックの際に本市を訪れる方々にも活用される設備になることだろう。昨年の山形県沖地震、今年も新型コロナウイルス感染症、更には7月豪雨という厳しい状況の中で、地域に元気を与えてくれるすばらしい贈り物をいただいた。

 日本遺産である出羽三山に浮上した風力発電計画。エネルギー政策の中で、また、地域資源の活用という観点からも再生可能エネルギーは重要だ。しかし、これほどの反対運動が起きたことはなかったと聞いた。逆に言えば、それだけこの立地、地元との合意形成に問題があることの裏返しなのだ。8月21日の市長定例記者会見で「重大な懸念」を表明するとともに、その後「事業を取り下げてほしい」と申し上げてきた。環境アセスメントの手続きの中での正式な意見書の前に、メッセージを発することを決断した。9月9日、事業者が計画の白紙撤回を公表した。出羽三山を守りたい、みんなの思いが届いたのだと思った。

 対話の市政を掲げ、3年間、直面する課題に向き合ってきた。どれ位の強さで、どのタイミングで言葉を発するのか、平時の対話、危機時の対話、その大切さ、奥深さについて改めて考えている。

 読者からプラタナスが植えられた当時の状況、その後の物語など、興味深い内容を教えていただき、本欄も対話の一環なのだと気付かされる。知恵は市民の中にある、その思いも強くしている。現在も鶴岡高等養護学校の校門の近くに立つ「知恵の木」に込められた願いを、思いを大切に、私も歩んでいきたい。

 

皆川 治

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