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広報つるおか2025.7月号

更新日:2025年6月25日

市長の一筆入魂(89)

「鶴岡市役所内で写真展を開催するスペースを貸していただけないでしょうか?」市内の中学生からそんなお手紙を頂いたのは、本格的な冬が始まろうとする昨年の12月のことだった。
 あれから半年がたった6月。この時期は全国市長会や中央省庁への要望活動で上京することが多い。かつて勤務していた農林水産省では、昔の同僚、先輩たちが米価高騰の中での対応に追われていた。消費者と生産者が末永く良好な関係を保つためにも、今こそ持続可能な農業・農村の議論を前進させる必要がある。内閣官房では「ふるさと住民登録制度」について情報収集。都市部などの住民が、何らかの形で地方・地域に関わる「関係人口」を更に増やすという。本市も長年取り組んできたことであり、これからの施策に思いを巡らせた。


 上京した際には、時間の合間に、鶴岡市役所から中央省庁などに出向している職員を訪問するようにしている。こども家庭庁、内閣官房新しい地方経済・生活環境創生本部事務局、一般財団法人地域活性化センター、そこで働く3人の職員にお会い
した。「ちゃんとご飯食べてる?」、つい父親のような言葉が出てしまう。新しい職場で経験を積んで、故郷のために頑張ってほしい。それぞれの様子、近況を確認して帰路に就いた。


 昨年12月にお手紙を頂いた彼女から、再びお手紙を頂いた。写真展が開催できたことへの感謝の気持ちが丁寧に記されていた。
 写真展は、春休みの時期から鶴岡まちなかキネマを会場に開催された。中学2年生のときに訪問したポーランド。アウシュビッツがテーマとなっていた。中学生の私から見た世界、難しいテーマを中学生の視点で、そして写真展までこぎつけた意志の力に心を動かされた。
 令和2年2月号の本欄で『夜と霧』の作者・フランクルのことを取り上げた。今年は戦後80年の節目の年である。ユダヤ人であるフランクルは1942年、強制収容所に送られる。1945年に解放されるも妻や両親を失っていたことを知り、うちひしがれる。それでも人生にイエスと言おう。フランクルに再び大きな注目が集まったのは東日本大震災の際、困難の中で希望の光を見いだそうとする、そんな時代の中であった。
 写真展を開催した彼女、中学3年生となった石塚桃心さん。彼女を現地に向かわせ写真を通して伝えようとさせた、その思いはどこにあったのだろう。


 私は大学時代、これからどんな人生が待っているのか、思い悩んだ時期があった。人は生きていれば様々な困難にぶつかる。「どんな人生にも意味がある」、「人生の目標や、何をなすべきか悩む必要は本当はない」、「全ての人は、生きている中で、その人生から発せられる問いを発見し、毎日誠実に答えていけばいいのだ」。
フランクルの言葉がもっと多くの人に広まり、届いてほしい。いつの時代も人生には困難がつきまとう。平和のありがたさを感じながら、毎日誠実に歩んでいく、そんな夏になってほしい。

皆川 治

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