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広報つるおか2021.10月号

更新日:2021年9月28日

市長の一筆入魂(45)

 「鶴岡市政発展の一助となれば」、初回の一筆入魂に記録を残すことの意味について書いた。
平成から令和へ、県内で最大の揺れを記録した山形県沖地震、そして今も続く新型コロナウイルス感染症への対応。1年遅れの東京2020オリンピック・パラリンピックなど、振り返れば歴史の転換点に、私たちは間違いなくいた。今後も様々な困難に直面したとき、新たな変異ウイルスへの対応が迫られるとき、「あの時」の経験が改良され、活かされる、記録にはそんな力があるはずだ。


 8月30日に9箱のワクチンが追加されるとの情報がもたらされ、9月4日から40代の予約を開始することができた。また、本稿の締切り間際の9月13日には、更に11・5箱のワクチンの配分が県から示された。これにより、9月下旬から、就職や受験を控えた高校3年生、中学3年生、30代以下の方々の予約を順次開始し、10月からは、これらの方々も対象に含めた集団接種を再開できることとなった。
 いつどれくらいのワクチンが供給されるのか。接種予約の計画を組むに当たってその予見性が大事であるのと同様に、まちづくりにも予見性を高めることが重要である。これから市が向かうべき方向はどこか。SDGs未来都市として持続可能なまちづくりへの認識が高まった。これからどういった施設整備が行われるのか。朝暘第五小学校の次には、藤島中学校を含む藤島文化・教育・厚生エリアの検討が必要だろう。朝日庁舎の改築や鼠ヶ関の道の駅整備も控えている。


 義を見てせざるは勇なきなり。その気持ちで4年間、企画を練り、提案してきた。反対がありそうだから「やらない」ではなく、「検討し、熟度が高まったら提案しよう」と職員の皆さんには説明してきた。多くの提案を行い、それを実現することができたのは、職員の皆さんの協力があったからにほかならない。市民の皆様の声を伺いサービスを提供する、市役所も荘内病院も意識改革が進んできたことは市民の皆様からの前向きな評価となって表れた。


 黄金色の田んぼを眺めていると、イナゴが跳ね、稲刈りが終わった田んぼでボールを追った秋のにおいが思い出された。収穫を終えた集落のみんなで、磯釣りをしながら海辺で芋煮会をした少年時代。あの頃よりもスマホは普及し、世界中のモノが手に入るようになり、市民生活は確かに便利になった。それでも人のつながり、ささやかな幸せが今も思い出されるのは、制約多きコロナの影響があるのだろうか。
 市長として地震、豪雨、そしてコロナに追われながら駆け回った4年間だった。市民の皆様の幸せのために、鶴岡市がどんなことに取り組んできたか、45回目を迎えたこの「一筆入魂」が、小さくともその証となってくれれば幸いである。


 市民の皆様との対話のキャッチボール。辛抱強く締切りを待ってくれた広報・編集とともに、1期目のコラムを最後までご愛読いただいた市民の皆様への感謝、そして幸せを祈り、筆を置くこととしたい。

皆川 治

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