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広報つるおか2021.3月号

更新日:2021年2月25日

市長の一筆入魂(38)

 
 年が明けてからは予算編成作業に加え、新型コロナウイルスのワクチン接種の準備作業に追われた。1月1日付で12名体制のワクチン接種対策室を設置。市町村が担うこととされている業務のうち、まずは65歳以上の高齢者への優先接種の準備を急いだ。当初国からは、3月下旬からの接種開始が示されていたが、その後4月1日以降に変更された。
 2月10日、ワクチン接種への協力をお願いするため鶴岡地区医師会の会員の皆様への説明会に出席した。ワクチン接種は市が責任を持って進める必要があるが、医師、看護師をはじめとする医療従事者の皆様の協力がなければ実際に接種することはできない。年明け以降、鶴岡市の感染状況は落ち着いているが、これにも昨年11月に医師会の協力の下に設置されたPCR検査の検体集積所の果たす役割は大きい。
 今回、市町村が中心となって実施するワクチン接種の体制については、体育館などの広い会場での集団接種を中心とするのか、それとも病院や診療所などでの個別接種を中心とするのか、はたまたその組み合わせなのか、どのように接種体制を構築しても良いとされた。肝心なことが全て現場の市町村に委ねられたのである。昨秋、全国市長会の社会文教委員会が開催された際、私は厚生労働省の担当者に対し、現場の市町村の負担が大きいことへの心配を投げ掛けたが、懸念は現実となった。
 とはいえ、現場を預かる自治体の長として、与えられた条件の中で全力を尽くすしか選択肢はない。国が高齢者への接種を3か月以内に完了させる方針を示していることに加え、ファイザー社のワクチンがマイナス75℃以下の超低温冷凍庫で保管しなければならないなど取扱いが非常に難しいことなどから、鶴岡地区医師会管内の鶴岡市・三川町では、集団接種を基本とすることとした。加えて、荘内病院などへの入院・通院患者には個別接種を、高齢者施設の入所者や在宅の要介護高齢者には別途の対応を講ずることとして準備を進めることとした。
 医師会への説明を行ったこの2月10日時点で、いつ高齢者に接種を開始することができるのか、国は「追って示す」としたままだった。ワクチン接種を実施するためには、集団接種等に協力していただける医師や看護師の具体的なスケジュールを押さえる必要がある。また、集団接種会場への移動手段のない高齢者への対応も必要だ。自治体・医師会の準備作業は多岐に及ぶが、最も肝心な「いつから開始できるのか」、言い換えれば「いつ高齢者の分のワクチンが届くのか」が示されないままになっていたのだ。具体的な日程が組めないままで準備を進めなければならない、これは極めて異例のことと言わざるを得ない。
 2月13日、東日本大震災の余震と考えられる震度4の揺れ。10年前のあの日、農林水産省の職員だった私は妻の故郷・石巻にいた。その後約50日間、現地にとどまり石巻市役所を支援した。あの時も前例のないことばかりだった。食料もガソリンもなかなか届かなかった。それでも現場は希望を捨てず奮闘した。だから私は今回もきっとできる、そう信じてワクチン接種の準備に取り組んでいる。




皆川 治

 

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